実家に早い時間に戻ったので、車に乗って引越し前に通っていた
シネコンへGO!ポイントが溜まっているので、4本も無料なのよね。

告白「告白」
原作:湊かなえ 監督・脚本:中島哲也
出演:松たか子、岡田将生、木村佳乃 他

【あらすじ】
とある中学校、雑然とした教室。終業式後のホームルーム。1年B組、37人の13歳。教壇に立つ担任・森口悠子が語りだした。「私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」一瞬、静寂に包まれる教室。物語は“告白”から始まる…。


これ、かなり前から観たいと思っていたんですよね。
原作は読んだ事が無いのですが、本屋大賞を取られたんですね。
そして監督が中島哲也監督。
どうもCG・スローモーションなどを多用したポップな原色の
映画を撮る人、という印象が強かった&そういう映画が若干苦手。
そこだけが心配だったのですが・・・

すごいよ、この映画。というか、女優・松たか子。
もうねー、“みんみん的アカデミー賞・主演女優賞”をあげちゃう。
今年はまだ半分も過ぎてないけど、でもあげちゃう。(笑)

話は救いが無いです、基本的に。血も相当出るしね〜(笑)
復讐だわ、無差別殺人だわ、いじめだわ。
「命」とか言いつつ、命の重さなんか考えた事が無いだろう、
考える気も無いだろう、っていう子供たちを見ていると、本当に怖い。
でも先が読めずに、見入ってしまう。肩に力が入ってしまう。
私はてっきり、先生のあの「告白」で、“犯人さがし”が始まるのか
と思ったらそうではなく、最初に明らかになってしまうのが意外。
“告白”は森口先生だけでなく、生徒たちの“告白”でもある
という構成だったんだ。

そしてこの映画は“色”が特徴的。
カメラに青色のフィルムをかけて撮影したような色合いで
暗く、そして寒々しい。暖色系の色は最後の爆発の炎だけじゃない?
エンドロールの空の画像も“普通”だったな。
終わって劇場を出たとき「うわ、世の中ってカラフルだ」と思ったもの。
音楽も効果的だし、今回もスローモーションが多用されたり
“繰り返し”の映像も多かったけど、映画に溶け込んでいて、とても
効果的だったと思う。

けどやっぱり、松たか子さんでしょう!!
終始淡々と話す。感情を露にしたのは子供が亡くなったとき。
アレはこちらも泣かされるほど。それ以外はほぼ能面のよう。
主役だけど、実は登場シーンは決して多くは無い。
でもすごい存在感。
全てを亡くして空っぽになり、復讐することで自分を支えているだけ。
それが“事件”の前と後の表情の違いで感じられます。
そして何よりも、最後のシーンの顔!あの表情!
舞台・映画でも何度も拝見して、素敵な女優さんだとは思ってますが
観る度に「今までよりすごい」って感じる気がします。

爽快感は・・ほぼ無いな、私には。最後の先生の「なーんちゃって」
が気になって仕方ないし。後味も良くないし。
でも、観て良かった。映画としてはとても見応えありました。
あぁ、でも何か夢に出てきそう(笑)。
上海バンスキングのテレビ放送でも観て明るい気分で寝よう〜っと。