昨日1日でゴロゴロする事に飽きてしまい、今日は映画のハシゴ観。
1本目はこちら。
「おとなのけんか」
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ
【あらすじ】
ニューヨーク、ブルックリン。子供同士の喧嘩の後、話し合いのため集まった2組の夫婦、リベラルな知識層のロングストリート夫妻と弁護士と投資ブローカの裕福なカウワン夫妻。冷静に平和的に始まったはずの話し合いは、本性むき出しのすさまじい舌戦に発展。やがてはそれぞれの夫婦間の問題までもがあらわになっていく。アカデミー賞監督&キャストが贈る2組の夫婦の仁義なきバトル!リアルタイムに進行していく痛烈な会話劇に魅了される。
公開作品一覧を観てふと気づいた。
「子供のケンカの後の話し合い」「二組の夫婦がケンカする」
・・・・これって・・・・? 原作者を見るとやっぱりヤスミナ・レザ。
これは去年のシスカンパニー公演「大人は、かく戦えり」じゃない!
私も観たけど、楽しい舞台だったよな〜。
映画版は?というと、ジョディ・フォスターやらケイト・ウィンスレットと
豪華な顔ぶれじゃないですか。
ほう。映画だとどうなるのかな?という興味も手伝って映画館へ!
やっぱり面白い戯曲なんでしょうね。
観ている人も結構ケラケラ笑ってまして、その笑うポイントが
必ずしも舞台とは同じじゃない(同じ場合もあるけど)っていうのが
新鮮に感じました。
ちょっと意外だったのが、ジョディ・フォスターの役どころ。
インテリなイメージがあるので、投資ブローカーのバリキャリ役で
キャスティングされてもおかしくないのだけど、そうじゃないのね。
道徳心と理想は高いけど、結構“オンナ(オバサン)”という役が
いい感じです。こういう役が似合うっていうのは、彼女がお上手
という事もあるだろうけど、いい歳の重ね方をしたのかなーって。
あと、あの役が一番舞台版(大竹しのぶ)とイメージが違ったかも。
まあ、全体としては同じなんだけどね。
しかし、あの“ゲロシーン”は無駄にリアルでちょっと・・・(苦笑)。
固形物まで混じってて、何だか臭ってきそうでねえ・・・・。
同じ戯曲でも映画だとリアリティがあったりするのが面白いですね。
面白い映画だったと思いますが、でもやっぱり生の舞台で観た方が
楽しかったです。
携帯がスマホになってたけど、チューリップの花瓶に入れちゃうシーン、
菜津子姐さんのあのガッツポーズが忘れられない(笑)。