久しぶりに会社に行かなくてもいい週末!しかも3連休♪
かと言って、大きな予定がある訳でも無いので、溜まってしまった「観たい映画」
の消化をしようと思って、朝から出かけました〜。

スティーブ・ジョブズ「スティーブ・ジョブズ」
監督:ジョシュア・マイケル・スターン
出演:アシュトン・カッチャー、ダーモット・マローニー、ルーカス・ハース
【あらすじ】
常に既成の枠組みを打ち破り、理想を求め続けたスティーブ・ジョブズ。人と違う考え方を貫き、周りの人全てを敵に回した<反逆児>が、どうやって、世界中の人に愛されるデバイスを創ったのか。シリコンバレーの寵児と呼ばれながらも繰り返される成功と挫折の狭間で、彼は何を考え、何を想ったのか―。1970年代、友人たちと共に自宅ガレージからスタートしたアップル・コンピューター。その類稀なる創造力により、文字通り“世界を変えた”天才の半生を描いた大注目作。




Appleはすごく革新的な製品を作っていると思うし、コンセプトもしっかりして
デザイン性にも優れているっていうのもよく分かる。
だから、iPodは第一世代から持ってますよ。
6ビットで1台40万円近い頃から自宅にPCが常にあった家なので、
Windowsよりも前にMacが革新的なOSを作っていたのも知ってます。

だから熱心なリンゴ教信者が居るのは、理解できるんですが、
Apple製品の特長とか分からずに、妄信的にiPhoneを使っている人が
多すぎて、なんだかひいちゃっうというか、敢えて避けてしまうというか。
(iPhoneも検討したけど、私にはメリットの無い機種なので見送り。)

でも、このスティーブ・ジョブズと言う人に関しては興味があったんです。
書籍も読みたいな・・と思っていた位なので、この映画はむしろありがたい。
この類の映画にしてはお客様がたくさん入っていました。
さすがスティーブ・ジョブズ。




こういう、実在の人物の人生を振り返る映画でタイプが似ているのは
facebook創設者のザッカーバーグの映画「ソーシャルネットワーク」。

着目点が凡人と違う所、妥協を許さないところなんかは似てるなあと思うし
会社の成長と共に、創設時からの仲間達と距離感が出来てしまう所とか、
独裁的になってしまって孤立して行く感じまで似ているけど、やっぱり
ジョブズはいずれもスケールが桁外れですよね。
これを観たら、ザッカーバーグはまだお子ちゃまだわって思うぐらいに(笑)。

天才はそれを理解してくれるブレーンが周りにいない程辛い事は無い。
色んな映画や舞台でもこういうテーマがあったと思うけど、今回改めて
またそう思いました。
皆はジョブズを“天才”だと思ってはいただろうけど、実際はそれを上回る
天才だったんだろうなあと思います。
“天才”の部分よりも、モノづくりに対する思い入れやこだわりの強さが
人に理解してもらいづらい部分なのかもしれないですね、むしろ。

でも経営者としては苦手なタイプかもしれません(笑)。
ぶれないコンセプト作りと、経営の集中って言う意味では
当たると大きいけどね。
あと、人間としてもあまりほめられたタイプじゃないかも・・とは思う。

でもつくづく惜しい人材だったと思わずにはいられない。
この人の存在がIT業界を大きく変えたのは間違いないですからね。
もしあと10年ご存命だったら、どんな新しいものができただろう?と
思っちゃいます。

あと、学生時代にジョブズがカリグラフィーを勉強していたとは!
大学のカリグラフィーの授業の様子が見れたのはちょっと嬉しかった。
ちゃんと傾斜板を使って、イタリック体から始めるんだーとか、
しげしげと見入ってしまいましたよ(笑)。

“映画”としてもなかなか見応えがあって面白い作品でした。