観たい作品も溜まっておりますし、連休中に消化せねば!

オーバーザブルースカイオーバー・ザ・ブルースカイ
監督:フェリックス・バン・ヒュルーニンゲン
出演:ベルル・バーテンス、ヨハン・ヘルデンベルグ、ネル・カトリッセ、ヘールト・バン・ランペルベルフ、ニルス・デ・カスタージャック

【あらすじ】
性格も好みも違う二人。エリーゼは、篤い信仰心を持った情緒的な女性。タトゥー・デザイナーで、体中に自身の歴史を語るタトゥーを彫り込んでいた。
ディディエは、カウボーイに憧れるアナーキスト。ブルーグラス・バンドでバンジョーを弾く彼にとって、「自由の国=アメリカ」は理想の国だ。 突然恋に落ちた二人。まもなくエリーゼは天性の歌声を開花させ、ディディエのバンドで歌うようになる。音楽は、二人の愛を紡ぎ、絆を固くしていった。プロポーズ、結婚、そして子供の誕生。それは、型破りな二人にとって完璧な幸せだった。しかしやがて愛娘が重い病気にかかると、それまでの全てが一変し、二人の愛が試されることになる・・・。



もうちょっと客が入っているのかな?と思ったら
驚きの10人でございますよ、土曜日の昼間なのに(笑)。
あらら、失敗しちゃったかしら(笑)?




別に「失敗」って事は無かったです、大成功って程でもないけど(笑)。

途中で「これ、どこの国の映画だっけ?」と思う事数回。(ベルギーです)
カントリー音楽に、エリーゼは星条旗のビキニを着てきたりするし
アメリカの9.11の映像や、アメリカ大統領の映像がテレビに
出てきたりしていて、アメリカ映画?と思ってしまいそう。
(そもそもディディエはカウボーイに憧れている訳だし、風景も
まるでアメリカの西部劇に出てきそうな感じだし。)

人は困難に直面した時にその人の本質が出るって事ですね。
“愛”は“信仰や信条や価値観等”を超えられるのか?というか。
全てが順調な時はいいですよ、人の価値観を受け入れる
心理的な余裕があるから。
でも、その余裕が持てなくなった時“超えたい”とか“乗り越えるべき”
と思っても、現実的には難しいんだろうな・・。
ディディエは彼なりに一生懸命やってたもの。
じゃあ、どうすればエリーゼを救えたのか、私には分からない。

なかなか・・・切ない中にも、エリーゼは幸せかもね、というか
こういう終わりしかなかったのかもね、思ったり。
音楽が印象的なラストでございました。


しかし、あんなに体中にタトゥーがあるのは、正直気持ち悪いですぅ。