朝からウキウキと大阪まで出かけてまいりました♪
今日は「蒼の乱」3回目の観劇でございます〜。

蒼の乱劇団☆新感線2014年春興行 いのうえ歌舞伎
「蒼の乱」梅田芸術劇場 9列(7列
)
13:00開演、16:35終演


1回目の観劇(初日)の感想はコチラ
2回目の観劇(東京千秋楽)の感想はコチラ

キャストやあらすじは1回目の感想参照
初日は3時間50分だった上演時間が千秋楽では
3時間40分。大阪では更に5分短縮されていました。


梅芸に来たならば、やはりこれは撮るってもんだよね(笑)。
大看板
両サイドから撮ったけど、やはり蒼真側の方で(笑)。


観劇前に、スキップさんと待ち合わせをしてランチをご一緒
して頂きました♪ここ2か月でお会いするのは何回目だろう(笑)?
野菜いっぱいランチ
新鮮なお野菜いっぱい、いろんな種類があって800円未満という
驚きのランチでした!
1時間程度だったけど、相変わらずいろいろとお話して
「じゃ、また27日に!」と言ってお別れしました(笑)。


でも、今までで一番良かった。っていうかすごく良くなってた。
2度ほど泣きそうになったシーンがあったよ〜・・。
実際に周りも結構泣いてたし。

次は大楽の予定なのですが、あともう1回ぐらい追加したくて
・・・追加しました(爆)。






 
今回は前方席だったので、役者さんの表情がよく見えた
というのも、感動を深める一つの大きな要因だったかなあ。
今回観て思ったことをつらつらと。

今までに観た2回と大きく変わったところは・・ないと思います。
前回に観たときに違和感を感じた、太一君のはじけっぷりは
相変わらずではあったけど、少しトーンが抑えられていたし。
それにしても、常世王が亡くなったことを知った後の太一君は
本当にすごい。
まさに、自分の命なんかどうなってもいい、と思っているのが
伝わる演技に、殺陣でした。ここの凄みはかなり増してると思う。

役者さんの表情、と言えば、小次郎のラストシーン。
多くの槍で突かれる瞬間、笑っているんですよね、満足そうに。
前からそうだったのかもしれないけど、この表情を見たときに
小次郎の選択に納得が出来たのでした。

そしてより深まったのは、蒼真の感情の動きかなあ。
初めて観た頃は、「1幕は弱い蒼真 」みたいな印象を受けていた
のだけど、“弱い”ではなく、悩み、迷い、道が見つからない状態
と言う事なんだな、と思えるようになりました。
ただこの蒼真と言う女性は、小次郎と違って一度道が決まれば
決して揺らぐことはない、と言う事も。

一度は信じた常世王も、周りから別の情報を与えられて疑い、
裏切ってしまった小次郎に対して、「一旦同盟を結んだ限りは」
何を言われても、常世王の出自を知ったとしても、
一切揺るがないのが蒼真。
そんな中、涙を流しながら「武士なら名を名乗れ!」と言う姿は
切ないのよねぇ・・・。 
 ラストに小次郎と別れるシーンもグッときました。
最後に「こじろぉ〜」と抱きついていく蒼真がかわいくて。 
ここまで可愛くなかったと思うもん、最初の頃は(笑)。 

天海さん、歌も少しアレンジを加えて歌うようになりましたね。
DVD収録も終わったしね(笑)。
太一君に「常世王の所に連れて行きなさいよ」と迫るシーンは
なんかすごい迫力増してて、男前っぷり上がってるし♪

あとこれは最初から思っていた事ですが、タイトルが出るときといい
マントをさばく姿といい「見せる」ことを十分に意識して「魅せて」
くれますよね。ショーアップされた宝塚出身だからと言う事も
あると思いますが、やはり宝塚で大きな舞台に立ち続けてきた
人だから持つ何かなんだろうな、って思わずにはいられません。
野田秀樹さんにも「大きな舞台で正面を向いて芝居をする事が
出来る。小劇場出身だと、なかなかできない。これは宝塚の
おかげだから、感謝しなければいけないよ」と言われたことが
あると何かで話していたのを思い出しました。

天海さんの事ばかりになっちゃうから、少し話題を変えて・・と(笑)。

表情と言えば、桔梗を演じた高田聖子ちゃんがいいです、ほんと。
これは初日の頃から変わらず。
常に蒼真のそばにいて、心配したり、不安に思ったり・・。
彼女の表情で、気持ちがニュートラルに戻るというか。
マローネのような弾けた役も本当にお上手で、大好きなのですが
こういう役もステキでしたよ。
そう言えば、初日の頃よりもずっとじゅんさんに絡まれるように
なってますよね(笑)。

村木よし子さんが演じた栗毛野も良かったです。
弾けた親バカぶりを発揮していたけど、ラストで民衆が明るく
田植えをしながら坂東田植え歌を歌っていた時、一緒に口ずさむ
様子が堪らなかったですね。
明るい歌だからこそ、その明るい歌を歌えるようになるまでに
犠牲になった人の事が浮き上がるから。
遺髪を受け取り、泣き崩れる栗毛野はもう・・ねえ。
きっと立場からも、息子の死は止む無いと理解はしている
のだろうけど、やはり息子は息子だものね。

とにかく「風」を感じる舞台。
実際に蒼真に風が当たることも多いし、それが活きるような衣装や
髪型が選ばれているんだと思います。
それが、あのエンディングにうまく繋がっていくんだろうな〜。 

「死ぬよりも生き続けることの方が大変だ」と言うこと。
そして、大切なのは「どう生まれた」のかではなく
「どう生きてきたか、そしてどう生きていくか」と言う事。
これらはこの作品の大きなテーマの一つかと思います。
どんなことがあっても、生き続けていかなければならない。そして
過去ではなく現在、そして未来を大切に生きていかねばならない。
そんなメッセージが素直にこちらに伝わってきました。

結局また天海さんの事ばかり書いてしまってるし(爆)。
ま、ご贔屓の俳優さんなんで 、仕方ありませぬな(笑)。 

私の観劇予定はあと2回です!