映画館にそのまま居残り、2本目突入!です。

グランド・ブダペスト・ホテルグランド・ブダペスト・ホテル
監督:ウェス・アンダーソン
出演:レイフ・ファインズ、F・マーレイ・エイブラハム、エドワート・ノートン
【あらすじ】 
1932年、格式高いグランド・ブダペスト・ホテルには、“伝説のコンシェルジュ”と呼ばれるグスタヴ・Hがいた。究極のおもてなしを信条とする彼は、宿泊のマダムたちの夜のお相手もこなし、多くの客が、彼を目当てにホテルを訪れる。しかし、長年懇意にしていた“マダムD”が殺され、彼の人生は一夜にして変わってしまう―。現代から60年代、そして大戦前夜へ―3つの時代を結ぶ叙事詩。



ポスターを観て興味を持った1本だったのですが、ここ2か月
全く映画館に行けていなかったので、予告すら観たことが無く
どういう映画なんだろう?レベルの予備知識(笑)。

でもこちらは人気があるようで、かなり座席が埋まっておりました。





不思議な作品でした。(決して悪い意味ではなく。)
エンドロールを見て、気になる名前を見つけた気がしたので後で
確認してみましたが、やはり私の思い違いではなかったようで
シュテファン・ツヴァイクでした(ベルばらの原作的作品を書いた人) 。

私は映画の事は全く詳しくありませんが、多分とっても映画的な作品
と言う感じがします。映画でなければあの世界観は難しいですから。
そして、映画ファンがとても好きそうな作品だなと思います。

序盤は少しクラシカルな雰囲気のあるコメディ風に、まるで
アニメのような突飛な展開。
なのに突然簡単に人が殺されちゃったり 、生首が出てきたり
猫を窓から投げ捨てて殺したり、指が4本切断されちゃったり・・と
残酷なシーンが普通に出てきたりするアンバランス感。
それがホテルの歴史が分かるにつれて、しみじみとしてホッコリ。 
背景には戦争の歴史もあったり、実際にコンシェルジュ同士の
団体もあったという事も後で知りましたが、興味津々。 
正直、序盤のコメディ色が強い所はあまり得意ではなかったのですが
最後にはしっかり引き込まれました。 

うん、1本目とは全然違ってこれもよかった!