これは昨年シアタートラムで上演されていたシスカンパニー公演。
興味が無かったわけではないのですが、この時期は他にも
観たい作品が立て込んでおり、“グッドバイ”した作品でした。
「グッドバイ」
作:北村想 演出:寺十吾
興味が無かったわけではないのですが、この時期は他にも
観たい作品が立て込んでおり、“グッドバイ”した作品でした。
「グッドバイ」
作:北村想 演出:寺十吾
出演:段田安則、蒼井優、柄本佑、半海一晃、山崎ハコ、高橋克実
【あらすじ】
これが先日NHKで放送され、録画していたのですが、HDDも
パンパンなので余裕のあった先週末に観ることに致しました。
元々は太宰治が書き始めた作品が、太宰の自殺によって
未完のままとなっていたものを、北村想さんが完結されたもの・・
と言う事は聞いておりましたが、そもそも太宰治に格別の思い入れ
が無いので、「ふーん」と言う程度でした。
生で観た訳ではないので、本当に簡単な感想だけ残しておきます。
【あらすじ】
8人の愛人をもつという大学教授:黄村先生は助手・渡山の提案で、ひとりの若くて美しい娘を雇い、愛人たちとの関係を清算しようとある計画を実行する事になった。一緒に愛人の元を訪ね、「彼女と一緒になりたい」と告げて諦めさせようというのだ。計画は順調に運び、あと一歩というところまで来たかに見えたのだが・・・
これが先日NHKで放送され、録画していたのですが、HDDも
パンパンなので余裕のあった先週末に観ることに致しました。
元々は太宰治が書き始めた作品が、太宰の自殺によって
未完のままとなっていたものを、北村想さんが完結されたもの・・
と言う事は聞いておりましたが、そもそも太宰治に格別の思い入れ
が無いので、「ふーん」と言う程度でした。
生で観た訳ではないので、本当に簡単な感想だけ残しておきます。
太宰の「グッドバイ」を読んでいないので、どこまでが太宰治の
オリジナルで、どこからが北村さんの「グッドバイ」なのかは
全く分からないのですが・・・・。
全体を通して「短編小説みたいだな」と言う印象でした。
それにしても、段田さんはすごいですよね。
亡くなった奥様とのエピソードは、本当に奥様の事を愛おしく
思っているんだろう、と切実に伝わってくるし、“愛人”の本当の
存在理由も、「それなら納得できる」と思えるもので。
本当は自分で関係を断ち切ることも出来たのかもしれないけど
理七(蒼井優)を連れて行くことで、黄村の心の弱さや
(相手が諦めざるを得ないようにするという黄村なりの)相手への
思いやりがあったんだろうな、と思えます。
また、財産目的ともいえる結婚を継続することに、亡き妻への
罪悪感があったのではないだろうか、とも思えますよね。
さすがです、段田さん。
あと、どちらかと言うと苦手な女優さんである蒼井優ちゃんですが
こういう役は、ハマってて良かったです。
生の歌などもあったから、生で、トラムのような小さな空間で
観るとずいぶん印象も違うんでしょうね〜。
何となく、回収しきれないエピソードや帰結しないキャラ設定が
あった気がするのは、生で観ていないからかもしれません。
でも、少し気になっていた作品だったので、映像とはいえ
観る事が出来てラッキーでした。
NHKさん、ありがとう。今後もよろしく(笑)。
オリジナルで、どこからが北村さんの「グッドバイ」なのかは
全く分からないのですが・・・・。
全体を通して「短編小説みたいだな」と言う印象でした。
それにしても、段田さんはすごいですよね。
亡くなった奥様とのエピソードは、本当に奥様の事を愛おしく
思っているんだろう、と切実に伝わってくるし、“愛人”の本当の
存在理由も、「それなら納得できる」と思えるもので。
本当は自分で関係を断ち切ることも出来たのかもしれないけど
理七(蒼井優)を連れて行くことで、黄村の心の弱さや
(相手が諦めざるを得ないようにするという黄村なりの)相手への
思いやりがあったんだろうな、と思えます。
また、財産目的ともいえる結婚を継続することに、亡き妻への
罪悪感があったのではないだろうか、とも思えますよね。
さすがです、段田さん。
あと、どちらかと言うと苦手な女優さんである蒼井優ちゃんですが
こういう役は、ハマってて良かったです。
生の歌などもあったから、生で、トラムのような小さな空間で
観るとずいぶん印象も違うんでしょうね〜。
何となく、回収しきれないエピソードや帰結しないキャラ設定が
あった気がするのは、生で観ていないからかもしれません。
でも、少し気になっていた作品だったので、映像とはいえ
観る事が出来てラッキーでした。
NHKさん、ありがとう。今後もよろしく(笑)。