浦井君の誕生日に合わせて一度クリエで観劇し、せっかく
地元公演があるので・・・とこちらもチケットを取っておりました。

title of show「[title of show]」名鉄ホール10列上手
18:30開演、20:50終演
 翻訳・訳詞・演出:福田雄一
出演:浦井健治、柿澤勇人、玉置成実、佐藤仁美
【あらすじ】 
ニューヨークで暮らす無名の作家のジェフ(浦井健治)とハンター(柿澤勇人)の2人は、ブロードウェイを目指してミュージカルを作ろうと思い立つが、内容が思い浮かばない・・・。悩んだ末に2人は、自分たちがミュージカルを作る過程をそのまま脚本にすることに!フェスティバルの応募締切まで、期間はたったの3週間!キャストは自分たちと才能ある2人の友人、スーザン(佐藤仁美)とハイディ(玉置成実)。果たして彼らは、成功をつかめるのか!?


この公演は昨日東京千秋楽を迎えたばかり。
東京千秋楽の翌日に地方公演・・・という、かなりタイトなスケジュール。
役者の皆さんも大変でしょうが、大道具さんなどの裏方さんも
本当に大変だろうなあ・・と思ってしまったりします。

今日は休日前日だという事で仕事で何が勃発するかわからない・・
それに加えて夕方に来客のアポを入れてしまっていて、この相手が
驚くほど話好きで長引いて、長引いて焦りましたが、何とか定時に
職場離脱ができ、劇場へ・・・。
平日の公演を仕事帰りに観るのは久しぶり じゃないかなあ・・。

客席はだいたい8割ぐらい埋まってたかな。舞台の中で
「お盆なのによく来てくれた方だよ!」って佐藤さん言ってました(笑)。
開演前の玉置さんと浦井君のアナウンスは名古屋では無しでしたね。

いずれにしても、名古屋公演ありがとうございます・・♪


 
 
相変わらず皆さん伸び伸びと、名古屋ネタてんこ盛り。
笑いすぎちゃって歌えないとか、話せないとかって所も何度か。
そういうのが続くとシラけちゃうので、私はあまり好きじゃない
のですが、とにかくキャストの皆さん、楽しそうでした。
既に東京で1度観て、どういう作品かは分かっていますから
浦井君を愛でることに集中(笑)。
ニコニコと楽しそうな様子に、素直に笑って楽しみました。
そして、2度目なので本当にタイトルだけなら、ものすごい数の
ミュージカル作品が登場しているなあ・・というのも分かりました。

やはりアドリブっぽい所の大半は東京公演と変わっておらず
アドリブではなく、台本通りだったんだな・・と思いました。
もちろん端々ではアドリブっぽい所もありましたけどね。

そして公演前に「名古屋バージョン」のお稽古もしたそうで。
クリエでは、ピーターパンのネタが出てきたときに「それは
国際フォーラム!」って言っていた所を、名古屋では
公演予定が無いので、完全スルー。
サイゴンは「それはあっち(帝劇)!」と言っていた所が
「10月に芸術劇場!」といずれも名古屋仕様になってました。

また、名古屋ネタも盛りだくさんでした。
佐藤さんが名古屋のご出身という事もあってか、なかなか
ニッチな名古屋ネタが多かったというか・・(笑)。

「中途半端に美味しいラーメンのスガキヤ」byハンター
「ナナちゃん人形、また変な恰好をしてる」byスーザン
「クリスタル広場で待ち合わせて長島スパーランド」byハイディ
風来坊とか、(「山ちゃん」じゃない所が通好み。)山本屋とか
コメダのシロノワールとかも出てきていました。
浦井君は完全に自分のネタを忘れてしまって、思い出そうとしても
思い出せず、素でスーザン(佐藤仁美)に「何だっけ・・(笑)」と
聞いていたのが可愛かった(笑)。

ハンターが白紙君で出てきたときには、やたら語尾を名古屋弁に
しようとしているんだけど、どうもうまく名古屋弁にならなくて。
どうも中途半端なんですよね、正しい名古屋弁を知らないまま
無理やり話そうとしている感じがまたカワイイんですが。
浦井クンにはそんなハンターが面白くてたまらなかったらしく、
よく笑われていました。

シアタークリエでは休憩前の挨拶で「期待されていないミュージカル
なのでTシャツとかありません!アサイージンジャー(ドリンク)が
美味しいです」って言っていましたが、名鉄ホールでは
「パンフレット、1,600円もするので・・・買わなくていいですっ(笑)!」
クリエではあった、休憩終了前のアナウンスも無かったですね。

浦井君はとにかくニコニコしていて楽しそうで、観ているだけで
幸せになりそうです(笑)。ミュージカル作品を見ているというより
浦井君を眺めに来たって感じも無きにしも非ず。

柿澤君は多分私は初見だと思います。四季も観ていませんし、
観に行く予定だったロミジュリもチケット手放してしまったので。
歌ももちろんですが、派手さは無いけど折り目正しいダンスは
安心して観ていられますね。
ただ身長が高くないという事もあってか、ちょっと華に欠ける
というか、あれだけ歌えて踊れるのだから、もっと舞台上で
目を引いてもおかしくないんだけどなーとは思いました。
それにしても汗が凄い。髪の毛からもポタポタと滴ってたもの。

佐藤仁美さんはアカドクロ(のDVD)で拝見したのが一番最初。
「ヴェニスの商人」でも拝見していますが、いずれもストプレです。
だから、これだけ歌える方なんだーというのが新発見でした。
元々アネゴ肌っぽいキャラというイメージがあったので、
イメージ通りの役でした。また他の舞台でも是非拝見したいな。

玉置さんは存じ上げない方でした。舞台俳優さんというより
ミュージシャンという位置づけの方なのでしょうか。
ハイディと言う役にはピッタリだったと思います。
歌がお上手なのか、そうでないのかはよく分からなかったけど(笑)。
決して下手ではないんですけど、ソロの所でよく音程を外してたので。

浦井君、1500回以上舞台に立っていて、この公演中に初めて
声が出なくなったのだそうです。
過去に2か月公演とかも経験しているのに、ちょっと意外。
ただ名古屋公演については、事前に知らされていなければ
まず分からない、知っていた私でも、よほど気を付けていなければ
気にならないレベルまで回復されていました。
後半少し鼻声っぽいな、と思ったとか、「キーム!」と叫ぶところを
低く抑えて叫んでいるとか、ハイディのレッスンの際に自分が
声を出してキーの確認をしていたのに、そこは一切声を出さない
ようになっていたとかはありましたけど、これは私が東京公演を
観ていたから分かるというレベル。
ただ、その後の大阪でのFCイベントも中止になりましたし、これを
書いている19日現在でもまだ声は使えないそうなので、実際には
良くない状態だったのかもしれませんね。
 
「蒼の乱」初日の時もですが、贔屓のキャストの体調が心配だと
最初は舞台の内容に集中できなかったりして・・・。
そうなるのが嫌だから、本人も決して自分からはその事に
触れなかったのだと思うんですけど。
こういう観方をするのは、失礼だよね・・と今回少し反省しました。