遠征2日目、公演は14時開演のため時間がある。
体調もいいし、前から興味のあったこれ、行ってみよう!と
先週の日曜日、上野まで出かけてきました。

ヒカリ展「ヒカリ展」国立科学博物館 












音声ガイドは「ダディ・ロング・レッグス」に出演された坂元真綾さんでした。
(借りませんでしたが。)

これは“光”についての全般の展示なので、そもそも
「なぜ色が目に見えるか」とか「虹とは」という基本的な話から
オーロラの原理の説明、紫外線・赤外線・γ線の説明があったり。
望遠鏡や人工衛星などの説明もあれば、高感度カメラの実演など
“光”をテーマに非常に広い展示になっています。
時間があれば、ゆっくり観たい所だったのですが、そこまで
時間的余裕も無かったので、お目当ての“発光するもの”中心で。


例えば、鉱石なんかはイメージしやすいんですが・・
石(自然光)
左はルビー、右は・・忘れた(笑)。これ、明かりを消すと

石(発光)
妖しげに光ります。色んな種類があって、それは神秘的だったり

鉱石
ちょっと気持ち悪い光り方をするものもあったり。


で、“生物”だと・・・・




 
蛍光サンゴとか
この蛍光サンゴのタンパク質を使って、カイコの遺伝子操作をすると
“自ら光る”カイコが出来て、そのカイコが作る繭は自ら光るんです。
その“光るカイコ”を更に交配することで、より強い光を発行する
糸が出来るんだそうです。

繭これが光る繭。
緑と赤とオレンジと3色。









この繭でできた生糸ですが、自然光では普通の糸。
生糸
これで絹を織り、それで作った“十二単風の舞台衣装”。
舞台衣装
ぼわ〜っと光って、すごい幻想的。
まあ、暗転で板付きは絶対に出来ませんがね(笑)。

色は染めた訳じゃないので、褪せたり、洗って色落ちしない。
糸そのものが光っているんですよね。
で、これは“植物”にも応用できるそうで・・・
トレニア(野生種)トレニア(発光)














「トレニア」という植物にプランクトンの蛍光タンパク質を導入して
光るようにした花なんです。右側、ぼわ〜っと光ってます。
技術的には、バラなんかも光らせることは不可能ではないそうで。

不思議だけど、どこまで技術は新化するのかしら・・と思うと
ちょっとうすら寒い気もしなくはありませんが、面白い展示でした♪