自宅でゴロゴロする休日に観た録画モノ2本目はこちら。
実はまだモダンスイマーズの作品は1本も生で観たことが無くて。
(蓬莱さんの作品は結構観てますけど)
以前、興味を持った時に、高田聖子さんが客演したものですから
観に行くことを検討した1本でした。
でも結局観に行けず、シアターテレビジョン(当時)の放送を
録画して、そのままになっていたものです。
モダンスイマーズ「回転する夜」2007年作品
作・演出:蓬莱竜太
出演:古山憲太郎、津村知与支、小椋毅、西條義将、高田聖子、古川悦史(文学座)
画面の比率が4:3だよー、という事に時代を感じます。
そもそもシアテレで日本の舞台作品を放送しなくなって、
もう随分経ちますからね・・・・。
実はまだモダンスイマーズの作品は1本も生で観たことが無くて。
(蓬莱さんの作品は結構観てますけど)
以前、興味を持った時に、高田聖子さんが客演したものですから
観に行くことを検討した1本でした。
でも結局観に行けず、シアターテレビジョン(当時)の放送を
録画して、そのままになっていたものです。
モダンスイマーズ「回転する夜」2007年作品
作・演出:蓬莱竜太
出演:古山憲太郎、津村知与支、小椋毅、西條義将、高田聖子、古川悦史(文学座)
【あらすじ】
海の近くにある田舎町。丘の上に建つ立派な洋館で兄夫婦と暮らすノボルはひきこもりがちな生活をしている。風邪気味で熱を出して寝込んでいるノボルを心配する義姉千穂。ノボルには「あの時にこうしていれば」とずっと後悔している過去のある一夜があった。それは、兄がノボルの家庭教師をしていた千穂と結婚し、父の貿易商を継ぐことを宣言した夜。千穂に思いを寄せ、父の仕事を継ごうと密かに貿易業の勉強をしていたノボルだが、何も言えずに引き下がり鬱屈した毎日を送るようになった。熱に浮かされたノボルはその一夜を繰り返し夢に見ては、やり直そうとする。繰り返される過去とそれに繋がる現在の夜を生きながら、現実の自分を見つめ直し、回りの人々の真実の思いに気づいていく…。
海の近くにある田舎町。丘の上に建つ立派な洋館で兄夫婦と暮らすノボルはひきこもりがちな生活をしている。風邪気味で熱を出して寝込んでいるノボルを心配する義姉千穂。ノボルには「あの時にこうしていれば」とずっと後悔している過去のある一夜があった。それは、兄がノボルの家庭教師をしていた千穂と結婚し、父の貿易商を継ぐことを宣言した夜。千穂に思いを寄せ、父の仕事を継ごうと密かに貿易業の勉強をしていたノボルだが、何も言えずに引き下がり鬱屈した毎日を送るようになった。熱に浮かされたノボルはその一夜を繰り返し夢に見ては、やり直そうとする。繰り返される過去とそれに繋がる現在の夜を生きながら、現実の自分を見つめ直し、回りの人々の真実の思いに気づいていく…。
画面の比率が4:3だよー、という事に時代を感じます。
そもそもシアテレで日本の舞台作品を放送しなくなって、
もう随分経ちますからね・・・・。
面白かった・・・。
やっぱり蓬莱竜太さんの作品は好きなものが多いな、と。
自分にも重なる部分が少しだけあって、心がチクリとしたりする
という作品が多い気がします。
“回転”するんですよね、お話が。
ある一定の長さ分ストーリーが進むと、同じ夜のシーンに戻ってくる。
「あの時にああ言えばよかった」と後悔すると、その次にはその
後悔した部分は何とか乗り越えるのだけど、すると他の部分が
上手く行かなくて、また同じ“夜”に戻ってくる・・を繰り返す。
そういう所は、年末に観た「星ノ数ホド」と構成が少し
似ているような気もします。
ただ“回転する”といっても同じ場所をグルグル回るのではなくて、
らせん階段のようにぐるぐる回りながらも、上に昇っていって、
最終的には見えなかったいろんな面が見渡せるようになるんです。
傲慢だと思った兄が実は周りの事を考えている男だったこと。
裕福な家庭だと思っていたけど、家業が倒産寸前だったこと。
尊敬していた兄の友人が実は甘ったれた所のある人だったこと。
そして何より、勉強して努力していたはずの自分が、実はただの
引きこもりの甘ったれの役立たずだったという現実。
そして、全てを理解し、現実を受け入れたうえでの最後のシーン。
何てことないシーンなのに、ああ、上手いなあ・・・と思っちゃいました。
役者さんは聖子ちゃん以外は存じ上げない方ばかりでしたが、
皆さんとてもよくて、ノボル役の方なんて、素晴らしいダメダメっぷり
でございました(笑)。
お蔵入りしなくて良かった!と思えた1本でしたね。
やっぱりいつかは観たいな、モダンスイマーズ。
と言っても、やっぱり次の公演もタイミングが合わないんだけどねぇ・・・。
やっぱり蓬莱竜太さんの作品は好きなものが多いな、と。
自分にも重なる部分が少しだけあって、心がチクリとしたりする
という作品が多い気がします。
“回転”するんですよね、お話が。
ある一定の長さ分ストーリーが進むと、同じ夜のシーンに戻ってくる。
「あの時にああ言えばよかった」と後悔すると、その次にはその
後悔した部分は何とか乗り越えるのだけど、すると他の部分が
上手く行かなくて、また同じ“夜”に戻ってくる・・を繰り返す。
そういう所は、年末に観た「星ノ数ホド」と構成が少し
似ているような気もします。
ただ“回転する”といっても同じ場所をグルグル回るのではなくて、
らせん階段のようにぐるぐる回りながらも、上に昇っていって、
最終的には見えなかったいろんな面が見渡せるようになるんです。
傲慢だと思った兄が実は周りの事を考えている男だったこと。
裕福な家庭だと思っていたけど、家業が倒産寸前だったこと。
尊敬していた兄の友人が実は甘ったれた所のある人だったこと。
そして何より、勉強して努力していたはずの自分が、実はただの
引きこもりの甘ったれの役立たずだったという現実。
そして、全てを理解し、現実を受け入れたうえでの最後のシーン。
何てことないシーンなのに、ああ、上手いなあ・・・と思っちゃいました。
役者さんは聖子ちゃん以外は存じ上げない方ばかりでしたが、
皆さんとてもよくて、ノボル役の方なんて、素晴らしいダメダメっぷり
でございました(笑)。
お蔵入りしなくて良かった!と思えた1本でしたね。
やっぱりいつかは観たいな、モダンスイマーズ。
と言っても、やっぱり次の公演もタイミングが合わないんだけどねぇ・・・。