平日のソワレは本当に厳しいのですが、愛知県芸術劇場は
職場から近いため、コートは着ず手に持ったまま(すぐ脱ぐので)ダッシュ!

いやおうなしに
歌謡ファンク喜劇「いやおうなしに」
愛知県芸術劇場大ホール2列  18:30開演 21:15終演
脚本:福原充則   演出:河原雅彦 
音楽:Only Love Hurts(面影ラッキーホール) 
出演:古田新太、小泉今日子、高畑充希、三宅弘城、高田聖子、山中崇、政岡泰志、駒木根隆介、三浦俊輔、高山のえみ、田口トモロヲ
【あらすじ】
舞台は工業地帯にほど近いオープン間近のモツ煮込み専門店。店長の真壁太一(古田新太)は、妻の奈美子(小泉今日子)、従業員の堂崎一穂(高田聖子)と開店の準備をしていた。そこに高校生で野球部のマネジャーをしている娘・芳奈(高畑充希)が顔を出す。「お店の繁栄と、真壁家の発展と、借金の完済を祈って、フレー、フレー真壁!」とエールを送る芳奈。「あんなにいい子に育てた覚えはないのに」と太一は薄ら笑いを浮かべる。いよいよ店がオープン。最初の客として来店したのは、太一が高校生時代に所属していた野球部のキャプテン・藤岡大輝(田口トモロヲ)だった。太一には、部のマネジャーをしていた奈美子をめぐって他校の生徒に暴力を振るい、甲子園出場が取り消された過去が。事件さえなければ自分はプロになれたと信じる藤岡は太一を恨んでおり、その後も店に現われ嫌がらせをするようになる。だが、なぜか太一は藤岡を快く受け入れるのだった。


全く内容は分からないのですが、このキャストは演劇好きなら
やはり観てみたくなります。
ただ福原さんの脚本に河原さんの演出・・・。うーん、何となく
あまり得意な方向じゃあ無さそうな気がする(笑)。

あとはスズナリとかのニオイがしますね。実際に「月影番外地」とか
「流れ姉妹」で拝見した方も出演されているというのも原因ですが。
でもこのメンバーで愛知県芸術文化劇場大ホール(2500人)で
2Daysなんて正気の沙汰じゃないと思ったんですが、あまちゃん
効果か、かなり埋まっていて驚いてしまいました。

 
 
これは“面影ラッキーホール(現在はOnly Love Hurts)”という
バンドの曲を組み合わせてストーリーが組み立てられているんだ、
というのを知ったのは観劇後でした。
つまり、ABBAの曲で「マンマミーア!」が出来たのと同じような感じ
という訳ですね。
“面影ラッキーホール” 自体は知らなかったのですが、どこかの舞台の
客入れの時に聞いたことがあったんですよ。
パチンコやっていて、子供を死なせて・・って歌。あまりに衝撃的な
内容だったので覚えています。だから、それを知って納得。

まあ・・・下品ですね(笑)。
下品な作品を好んで観るタイプではないので、これが私の楽しめる
ギリギリのラインだと思いますが、下衆ではないという感じはします。
それはお上手な俳優さんが集まって、ちゃんと演じているから、かな。

それにしても、元々“曲”がはじめにあって、それをつなげて一つの
芝居にしているというのに、上手くまとまってる事に驚かされます。
前半は結構ゆる〜く
嫌がらせをしていた学生時代の野球仲間は実は太一が好きだったとか
DVに怯える薄幸の女性が実は病んでいて、DV男は実は
彼女想いで優しかったとか、いろんなどんでん返しが続いて
後半はジェットコースター状態。
特に高田聖子さんと三宅さんが洗濯物を畳むシーンは想定外に
しんみりして、驚いちゃった。

「穴に落ちると、ちょっとした一歩でも希望を感じられるだろ。
ママと落ちた深い穴からまだ抜け出ていないんだよ。」
・・・すごいな、この舞台をこのセリフでハッピーエンドに持っていた!
すごいウルトラCに驚いたけど、まあ・・悪いセリフじゃないな(笑)。

それにしても同じようなデザインのドレスを着ているのに、高畑充希
ちゃんは可愛く見えて、小泉今日子さんは滑稽に見えてしまいまして、
年月が経つというのは残酷だなあ・・と思った私です(笑)。