毎日、日付が変わる頃帰宅するからレイトショーなんて無理。
土日も毎週出勤しているし、お休みの日は観劇の予定が入っていて
映画まで手が回らない。気づくと1か月以上観ていなかった・・・。
でも、これはどうしても観ておきたくて、出かけてまいりました。

イミテーションゲーム 「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
監督:モルテン・ティルドゥム
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード
【あらすじ】 
第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号<エニグマ>。世界の運命は、解読不可能と言われた暗号解読に挑んだ、一人の天才数学者アラン・チューリングに託された。時代に翻弄された男の秘密と数奇な人生とは―?! 英国政府が50年間隠し続けた、一人の天才の真実の物語。





全体に男性の観客が多い印象です。
アカデミー賞で8部門ノミネートされ、脚色賞を受賞したんだったかな?
テーマとしても、非常に興味深い作品です。
 
 
 
自宅でゴロゴロしたい気持ちを抑えて、観に行ってよかった。
晴れやかな気持ちになれる作品ではないけれど。

主演のベネ様ことベネディクト・カンバーバッチ氏はが非常に
人気がある事も知っていますし、出演している映画を観たことも
ありますが、あまり印象が無く・・・。
でも、今回は心底「すごいな」と思いました。

もっと「戦争」や「エニグマ」についてだけ集中的に描かれた作品
かと思っていたら、イギリスにおける女性の社会進出だったり、
同性愛者に対する不理解も描かれており、単なる戦争映画では
ないんですね。
ただ、同時にやはり戦争映画の側面もあり、「国って怖い」と思う。
そこに助けようと思えば助けられる命があるのに、そうできない。
同僚の肉親がみすみす殺されるのを、放置しなければいけない。
本当に戦争ってバカバカしいとも思う。

アランは間違いなく天才だったと思うし、単純にエニグマを
解析する事が楽しかったんだと思う。目の前の山が高ければ
高いほど燃える・・っていうか。
そんな人に、国家秘密を抱えさせたり、スパイを泳がせたりして
結局は潰してしまった。
個人の尊厳を奪うような“治療”を施しもした。
彼が現在に生きていたら、もっと多くの物を残しただろうし
もっと研究に没頭できる環境を与えられたら、今のIT環境も
もっともっと進んだものになっていたのかもしれないなぁ。

でも戦時下での暗号解読が目的で作られたマシンが今の
コンピューターの原型で、その恩恵にどっぷり浸っている現在を
思うと、かなり複雑な気分になりました・・・。