今週末はもう仕事はしない!と決めたので、まずはホットヨガに行き
そのままミリオン座へ。観たい映画が溜まって来てしまいました・・。

バードマンバードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演:マイケル・キートン、エドワード・ノートン、エマ・ストーン
【あらすじ】 
シリーズ終了から20年、今も世界中で大人気のスーパーヒーロー“バードマン”。だが、その役でスターになったリーガンは、今は失意のどん底にいる。再起をかけ、脚色・演出・主演でブロードウェイに立とうとするが、実力派俳優に脅かされ、娘との溝も深まるばかり。果たして彼は再び成功を手にし、家族の絆を取り戻すことができるのか?


 

第87回アカデミー賞で[作品賞][監督賞][脚本賞][撮影賞]を受賞し、
[主演男優賞][助演男優賞][助演女優賞][音響効果賞][録音賞]にノミネート
という、何だか独り勝ち状態になった映画の公開です。

さすがにアカデミー賞効果でしょうか、混みあっておりました。


 
監督は「バベル」の監督をされた方とか。
うん、分かるよ、分かる。観終わった時に「『バベル』に雰囲気が似てる」 
と思ったもの。 そして「無知がもたらす予期せぬ奇跡」の意味は
「何だか直訳だなあ」と思っていましたけど、最後まで観て、なるほど・・と。

これは演劇好きの私には面白いなあ、と思う点が多かったですね。
そうかあ、この人は『温室』 に出ていた俳優さんなのかー、とか
NYタイムズの劇評の事とか、舞台裏が見られたりとか。
プレビュー公演の意味も、日本とはずいぶん違いますよね。
(ていうか、日本のプレビュー公演は本来のプレビュー公演とは
既に違うものになっている気がする・・・)

マイク(エドワード・ノートン)は本当にダメ人間なのに、舞台で
演技をするという事に関しては、舞台人なんだなあ・・と思わせる
台詞が幾つもあって、興味深いし。
あとは、NYタイムズの記者がバーでリーガン(エドワード・ノートン)
をコキおろした時のセリフも、映画に携わる人から演劇人への 
皮肉と考えると面白いですしねー。

この映画は「長回し」が一つの特徴と言われていて、
時折「へぇ」と思う新鮮なカットがあったりしたけど(長回しなので
別カットから撮り直す訳じゃないから、今までにない角度からの
映像だったりする)改めてすごく何かが違う・・と言う感じではなく・・。
というか、舞台を観ている私には、それ(長回し)が自然 に
思えたのかな、なんて気もします。臨場感はすごくありましたけどね。

昔の栄光、自尊心やら虚栄心に囚われていたリーガンが、
自我のメタファーであるバードマンと会話しながら、最期には役と
シンクロしていく、あの舞台のラストシーンの演技は圧巻でしたね。
あとは音楽も良かったですねー。
「バベル」程は難解でもなく、見応えのある1本でした。
まあ・・・万人受けする映画でもない気がしましたが。