一日にミュージカルを2本観るなんて珍しい事です(笑)。
いずれ名古屋にもやって来ますが、せっかくなので、東京でも
一回見ておくか・・・と、有楽町までやって参りました。
なんだか最近有楽町や日比谷界隈に出没する機会が増えたなぁ。

レミゼ2015「レ・ミゼラブル」帝国劇場E列(5列目)
17:00開演、20:15終演
原作:ヴィクトル・ユゴー
作詞:アラン・ブーブリル  訳詩:岩谷時子
作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク
出演:福井晶一、川口竜也、里アンナ、笹本玲奈、原田優一、若井久美、KENTARO、谷口ゆうな、野島直人 

あらすじはパスで(笑)。




何だかんだと再演がある度に観ている作品です。
前回程の盛り上がりは、正直なところ無いし、お目当てのキャストも
いないんですけどね(笑)。

キャスト表

じゃあ、キャストは気にしなかったかと言うとそうではなく
それなりに考えて選んでいます。
まず川口さんのジャベール。
そして福井さんのバルジャン。
谷口さんか浦嶋さんのマダム・テナルディエ。
でも、敢えて言うならそれ位かなあ・・・。
どうしてもこの人で!という拘りが殆どない・・。

入口
とはいえ、帝劇の入口でこれを見れば、テンション上がります。

モザイクアート写真集
これは、モザイクアート写真集なんですって。クリックして拡大すると
分かり易いですが、募集した顔写真を集めて、コゼットの顔の部分が
出来ている訳ですね。

簡単な感想は追記にて。





 
前回観たときも思ったのですが、新演出のこの慌ただしい感じは
どこから来るんだろう・・・。
序盤をプロローグ的に使っている事は分かるのですが、それ以外も
何だか急かされているような感じがずーっとしているんですよね。
曲のテンポが速いのか?曲と曲の間隔が狭まったのか?
・・・それとも、単に私の気のせいなのか・・・?
なんか落ち着かないというか、もっと余韻に浸りたいというか。
そういった印象は、「カフェソング」以降ぐらいからは気にならなく
無くなるんですが・・・。とは言っても、やっぱり好きな作品です(笑)。

前回から演出面で、特に大きく変わったという感じはしないです。
(最後にマダム・テナルディエがウェディングケーキを食べちゃう
っていうのは、前からだったかしら・・?その他細かい点はあると思う)
前回は“決められたものをきちんと演じる”と言う緊張感が
伝わってきましたが、今回はカンパニー全体に余裕を感じるような
気がします。全体が少し豊かになったといった所でしょうか。

今回、譲れないと思ったのは、川口さんのジャベール。
前回観たときに「うわあ、歌が上手いなあ」と感銘を受けたので。
バルジャンは多少音程が揺らいでも、人間臭くて許せるのですが
冷酷なジャベールにはそういった所が無く、完璧に歌いこなせる方で
観たいんですよ、私は。そういうジャベールが最後に取り乱す・・
と言うのが見ものだと思っていますから。
うん、そういう意味では良かったなあ。満足。

新演出になってから、ガブローシュのウェイトが高くなったのか、
それとも私が加藤清史郎クンを目で追ってしまうのでからなのか・・と
言う点も今回確認したいと思っていまして(笑)。
結論から言うと、両方かな(爆)。
今回観たのは北島大輝君。この子がキリっとして、歌が上手くて
驚いちゃいましたけど、グランデールとの絡みは、やっぱり
清史郎君の時のほうが胸に来たなあ。でもやっぱりガブローシュの
最期のシーンではウルっとしちゃった私です。

前回は育三郎マリウスしか眼中になかったので、今回は全く
ノーマークだった原田マリウス。前回上演時もマリウスで拝見
しているようですが、全く印象が無く・・。
ちょっとビジュアル的な華に欠けるのかなー。
歌唱面では当然ながら全く気になる点はないんですけどね。
でも、育ちの良さやお上品な感じは、マリウスっぽいかもなあ・・と
改めて思ったりして良かったです。
清史郎君や今回の北島君も原田君のように成長してから
レミゼの別の役にキャスティングされるようになるといいなあ。

谷口ゆうなちゃんは「ジェーン・エア」の頃から気になる女優さん
でしたが、本当に活き活きと演じていて、大好きです。
カーテンコールになると、マダム・テナルディエの時のような大胆さや
ふてぶてしい感じが全く消えて、可愛らしくキュートな表情に
なるんですよね、それがまた可愛い。

新演出になって「どこにポイントを置いているんだろう」と思う時も
あるんですが、でもやはり実際に観てみるとアンサンブルの迫力に
圧倒されるし、「ワン・デイ・モア」や「民衆の歌」の破壊力は健在で
「やっぱりミュージカルはこうでなきゃね」と。

ちなみにこの日はKENTAROさんのお誕生日だったようです。
特にイベントごとはありませんでしたが、最後のカーテンコールでは
福井さんがKENTAROさんを無理やりセンターに押し出し、
ご自身は下手の端っこ、しかも後列でひっそり(笑)。
KENTAROさんは照れながらも、センターでお辞儀をしていました
微笑ましい・・・♪


また名古屋でも観ますが、やはり川口さんはマストで、それ以外は
極力違うキャストの組み合わせで観たいと思っております。楽しみ♪