そのままセンチュリーシネマに残ってもう1本!
PARCOは私の生活動線上に無いので、来るのが面倒だし
折角来たのであれば、全部観て行かねば(笑)。

ディオールと私ディオールと私
監督:フレデリック・チェン
出演:ラフ・シモンズ、Diorアトリエ・スタッフ 
【あらすじ】
誰もが憧れる老舗ファッション・ブランド、クリスチャン・ディオール。新しくデザイナーに就任したのは、オートクチュール未経験のラフ・シモンズ。彼の抜擢はファッション業界を驚かせた。そして、それはパリ・ディオールのアトリエで働く経験豊かなお針子たちにとっても新たな挑戦の始まりとなる。世界が注目するデイオール・オートクチュールの舞台裏を初公開!新任デザイナーと誇り高きお針子たちのパリ・コレクションまでの8週間を描いた感動のドラマスティック・リアル・ストーリー。



興味はあったのですが、センチュリーシネマに来るタイミングがなく
諦めていた1本。 
それが思った以上に上映期間が長くて間に合いました。
今日も満席になっていたので、人気があったんでしょうね。
bunkamuraらしい作品って感じもします。


 
この手のデザイナーやファッション界のドキュメントは結構あって
イブ・サンローランやシャネル、ヴォーグの編集長など、色々と
観てきました。今回も似たようなものかなーと思っていたんですが
ちょっと違ってました。

ジルサンダーのデザイナーだったラフ・シモンズ氏がディオールの
デザイナーに迎え入れられてからコレクションを発表するまでの
ドキュメントなんですが、主役はラフ・シモンズではなくてメゾンスタッフ達。
いわゆる“お針子”さん達です。
ドキュメントでも、今現在メゾンを持っている所は2ブランドしかない
(一つがディオール)と言う事ですから、フランスに於いても、今は
珍しい存在なんでしょうね。

面白かったなー、私は天才的なデザイナーや華やかなモデルに
憧れることは無いのですが、こういう職人さんには本当に憧れます。
職長(縫製のチーフ)の二人なんて、めちゃくちゃかっこいい。
平面だったものが彼らの手にかかって、あっという間に立体に
なっていくのを見るのは本当に面白かった。
本当のプロってこういう人たちなんだよな、と思います。

デザイナーも当然彼女たちを大切にして、リスペクトしているし
忙しいとお花をメゾンに送ってご機嫌取りをしたりしてて(笑)
本当にディオールを支えているのはメゾンなんだな、って思います。
ショーの前日でもほぼ徹夜でイチから作り直しもするし、
当日の運び込む直前まで手直しをし続け、「自分の手を離れるのが
寂しい」と言ったりして、ドレスに愛着を持って仕上げているんですよね。
ディオールを支えているのも、ディオールの精神を受け継いで
きているのも自分たちだ、という誇りも感じます。

でも・・一番驚いたのは、1年に5000万もオーダーする個人客が
居るって事と、そういう客の為に職長が海外まで出かけていく
って言う事かな(笑)。