仕事の超繁忙期も一段落し、今週末は以前のようにホットヨガと
映画のみ。ああ、平和だ・・・。

グローリーグローリー 明日への行進」 
監督:エヴァ・デュヴァネイ
出演:デヴィッド・オイェロウォ、オプラ・ウィンフリー、トム・ウィルキンソン 
【あらすじ】
1965年3月7日、黒人の選挙権を求める525人が、キング牧師と共にアラバマ州セルマで立ち上がった。彼らは平和的なデモ行進をしていたが、白人知事率いる州警察は暴力でそれを弾圧。この“血の日曜日”と呼ばれる残虐な事件はアメリカ国民に大きな衝撃を与え、次第にキング牧師の指揮のもと、黒人白人という人種をまたいだ2万5000人の歴史的大行進へと発展していく―。



キング牧師が長編映画化されるのはこれが初めてなのだとか。
すごく意外・・・。 あんなに有名な人なのに。
とはいえ、私も黒人の人種差別撤廃のために活躍された人で
ノーベル平和賞を受賞して、でも暗殺されてしまった人・・
と言うぐらいしか知らなかった事に気づきました。

あ、「I Have a Dream」で始まる演説がキング牧師のものだと
言う事も知っていたかな。



「血の日曜日事件」と言えばアイルランドの事だと思っていたら
アメリカにもあったんですねぇ、血の日曜日事件。 
史実をベースにした話で、かつ50年程度しか経っていない
私が生まれる少し前のお話なんですよね。

この類の映画を観るたびに思うのは、“自由の国アメリカ”の
イメージが強いけど、アメリカにも大いに差別があった(ある)事実と
その差別の強烈さ、そしてこういう歴史を持つ国だからこそ、
権利を“自ら獲得した”という意識が強いのだろうな、ということ。

差別って、観ているだけでも心が擦り減ります、無力感ハンパない。
非暴力を訴えた人が暴力に倒れるって・・・。
でも“非暴力”が“無力”ではない、と言う事は私にも伝わります。
でもこの行進の3割は白人だったという事に救われる思いです。
そして、同じ目的を持つものたちなのに、その方法で争ったり
分裂してしまうのは、世の常なのでしょうか・・・。

キング牧師はカリスマ性のある人でしたけど、他の人と同様
疲れたり、弱気になる事があったり、奥さんに言えないような
事をしたり・・という、人として当然持っていてもおかしくない
“弱い”面も描かれていて、スーパーマンじゃない普通に“人間”
として描かれていたところも、良かったなぁ。

3月にオバマ大統領が行進をしたニュース、この映画を観た後
だったら、もっと感慨深く観られたのにな。
映画としても楽しめたけど、“お勉強した感”が強い1本でした。
あ、音楽が良かったですねー、ナルホドです。