熊谷陣屋が観られなかったとしても、牡丹燈籠だけは観たい。
そう思って3等Aのチケットを取っておりました。

怪談 牡丹燈籠
松竹創業120周年「七月大歌舞伎」
歌舞伎座 3階2列
(一、一谷嫩軍記 熊谷陣屋)
二、通し狂言 怪談 牡丹燈籠
出演:玉三郎、中車、 吉弥、歌女之丞、九團次、 市蔵、猿之助、海老蔵、春猿、弘太郎、歌女之丞






世田谷パブリックシアターを離脱したのが概ね18:15。
こうなる事も想定していたのですが、今から向かうと歌舞伎座
到着が18:45頃。舞台は18:35頃に幕が開いているはずなので
10分強の遅刻になっちゃいます。

なんか・・・面倒になっちゃったな。 と思いましたが、3等とはいえ
チケットも買っているんだから!と電車を乗り継ぎ東銀座へ。


感想は追記にて。


 

 
二、通し狂言 怪談 牡丹燈籠(かいだんぼたんどうろう)
第一幕 大川の船
    高座
    新三郎の家
    伴蔵の住居
    高座
    伴蔵の住居
    萩原家の裏手
    新三郎の家
第二幕 高座
    関口屋の店
    笹屋二階座敷
    元の関口屋夜更け

この日は18時15分までは世田谷パブリックシアターに居たため
歌舞伎座の到着は18時45分過ぎ。
つまり、熊谷陣屋は全く観られず、牡丹燈籠も最初の15分ほど
観れていないことになります。こうなる事はだいたい想像がついて
いたのですが、それでも観たかったのです。
(歌舞伎では珍しく客電が落ちている演目のため、係の方には
 案内して頂かなければならず、ご迷惑をおかけしました・・・)
到着した頃は、死んだと思っていたお米に再会して2人が結ばれる
のだけど、実は・・・と言うシーンでした。

この演目は歌舞伎以外でも観ていますし、歌舞伎でも以前
明治座の花形歌舞伎で観た事があります。
でも玉三郎丈のお峰が観たかったんですよー。

玉三郎丈って凄い方だな、と思います。
籠釣瓶花街酔醒の八ツ橋花魁のような華やかな役のイメージが
最初は強かったのですが、こういうお峰のような、チャキチャキの
奥さんのような役も似合っていて、どちらも素晴らしい。
今回も長台詞を言いきって拍手喝さいを受けていらっしゃいました。

ただ・・・すっごく台詞づまりが多かった。
初役でもないし、前楽だというのに、「・・・・あ。」とか「えー・・」
みたいな感じになったところが1か所や2か所ではなくて、
観ていてとにかくハラハラしてしまって。
アドリブっぽくなさっていましたけど、ちょっと・・目に余りました。

もちろん、本当に中車さんとアドリブの掛け合いをなさっているな
と思うところもありましたし、すごく自然な「おかみさん」だった
のは間違いありません。
尽くしてきたのに、旦那の心が離れて行ってしまうのを感じて
「お六さん〜」と泣きつく所だったり、言い合った後で伴蔵に
謝られて許すシーンはキュートでしたー。 

全体にコミカルな演出(演技?)になっていて、客席からも
沢山笑いが起きていましたし、とても親しみやすかったです。
エンディングは、このパターンは初めてでした。
でも私は結構好きだなあ・・。伴蔵の愚かさも含めて切なくて。
お国については殆ど触れず、お峰と伴蔵の話に完全に集中して
いたのも、分かり易かった要因かな。

全部観られなかったし、お席も遠かったのがザンネンでしたが
ちょっと無理をしてでも観に行って良かった。面白かったです♪