休日が続いているのだけど、遠征を取り止めた事もあって
何一つ予定がなく、朝6時前にジョギングには行くものの、
それ以外は本当に自宅でゴロゴロするばかりの日々。
このままじゃあ・・と思い、映画を観に出かけました。

ボヴァリー夫人とパン屋ボヴァリー夫人とパン屋
監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:ファブリス・ルキーニ、ジェマ・アータートン、ジェイソン・フレミング
【あらすじ】 
フランス、ノルマンディーの美しい村でパン屋を営む文学好きのマルタン。愛読書はこの地を舞台にした「ボヴァリー夫人」。妻と息子と平穏に暮らしていたある日、イギリス人夫婦が隣に越してくる。妻の名はなんとジェマ・“ボヴァリー”! マルタンは若く魅力的なジェマに魅了され、次第に小説の主人公エマと彼女を重ね合わせていき…。小説と現実世界を混同するパン屋が巻き起こす思いがけないラストも必見!ちょっぴりユーモラスに、ちょっぴり官能的に描いた大人のファンタジー。
 


こういう時間に余裕のある時に映画を観られると効率的
なんですけどねー、なんか興味のある作品が無くて。
(長期休暇中は子供向けや大作映画が幅をきかす時期ですし)

ただ、このままだと映画そのものから足が遠のいてしまいそう・・
と思ったので、消去法で選んだ作品です。


 
 
フローベールの「ボヴァリー夫人」を読んだ事が無いからなぁ・・と
観る前は思いましたが、そこはあまり問題なかったような気がします。 

なんか・・不思議な作品でしたね。

主人公のマルタンは“ボヴァリー夫人”の事を「(派手な作品ではない
という意味で)面白くないが、素晴らしい作品」と言ったような表現を
していますが、それはこの映画の事を言いたいんだろうな。
平たく言ってしまえば、隣家に若い夫婦が越してきて、奥さんが浮気、
そして(単なる)事故でその奥さんが死んでしまう・・と言うだけの話
ですから(笑)。
それを小説の“ボヴァリー夫人”と重ねあわせるように展開する事で、
不思議なドラマ性を生んでいるような印象があります。
それに加え、全体にそこはかとなく漂う色気はマルタンの視線を
通しているからなんでしょうか。

なんかあのエンディングは・・軽く吹いたけど、「世の中は結局は
そんなものでしょ(ドラマチックな事ばかりじゃない)」と言う事を
表しているようで、少しシニカルなものを感じた私です。

あとはイギリス人のもつフランス人像、フランス人のイギリス人像は
日本に居ては分からないものなので「へぇ、そんなもんですか」と
いうのも面白かったな。

でもパン屋のマルタン・・・単純に気持ち悪い(笑)。
あれ、完全に妄想にとりつかれたストーカーと言っていいレベルだし。