今日も朝ランして、ホットヨガに行って向かったのはまたミリオン座。
秋に入ってから興味のある映画の封切りが続きます。

ヴィンセントが教えてくれたことヴィンセントが教えてくれたこと
監督:セオドア・メルフィ
出演:ビル・マーレイ、メリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ  他
【あらすじ】 
アルコールとギャンブルに溺れる偏屈老人のヴィンセントは、ひょんなことから隣家の少年オリバーの面倒を見ることになる。12歳のオリバーを連れていつもの競馬場やバーに出入りするヴィンセントだったが、2人の間にはいつしか年齢を超えた友情が芽生えてくる・・・。ビル・マーレイ最高傑作!ひねくれ者のヴィンセントと少年オリバーの年の差を超えた奇妙な友情を描くハートウォーミング・コメディ。



ここのところ「心が温まる作品が観たい」と思いながら、
ドンピシャの作品と出会えていなかったのですが、これは
期待できそうじゃない?と思って観に行きました。
なかなか混みあっていましたよ。
 

 
うん、心温まる作品でした、満足(笑)。

こういう「悪人が一人も出てきません」と言う作品は時には
毒にも薬にもならない事もありますが、そういう感じではないですね。
それはビル・マーレイの演技がハマりすぎていて、ヴィンセントが
本当にどうにもならないロクデナシだーって本気で思えるから(笑)。
ただ、同時に寂しさのようなものを感じさせるのも凄いんです。

オリヴァーもヴィンセントも、オリヴァアーの母のマギーも
ヴィンセントの顧客(?)のダカもどこかダメな(弱い)所があって
みんな愛おしいです。
でも特にオリヴァーはヴィンセントに対して見た目や言動ではなく
「悲しい人だ」と本質を分かっているのだけど、これは子供だから
こその先入観の無さだけではなく、似た者同士(父親や妻など
身近な理解者の不在など)なところがあったからなのかな、と。
だからこそ、最後に壇上でヴィンセントはオリヴァーに
「ありがとう」って素直に言えた気がします。

あの“あなたの周りの身近な聖者”のオリヴァーのプレゼンは
なかなか感動歴でしたねー。
本来はああいう、全く後先考えずに行動し、自ら社会から
ドロップアウトするタイプは生理的に好きじゃないんですけど(笑)、
(実際に序盤はちょっと引いた・・)ヴィンセントに関しては最期には
ちょっと応援したくなったワタシです。

コメディーだし、思いっきりフィクションなんですけど、でも
心地よくそのフィクションが楽しめる作品。私的には想像以上に
満足度の高い作品でした。
あと、オリヴァー役の子役ちゃんが本当に可愛かったです。

本当はここから映画館を変えてもう2本観るつもりだったのですが、
最近続く頭痛がまた出てきて、1本で断念して帰ることに致しました。
明日天気が悪くなるからかなあ・・・。困ったものだ。