とうとう始まりました、シルバーウィーク。
とはいえ、今日はのんびりスケジュール。本当は先週観る予定
だったのに、発熱で寝込んでしまったので、今日観に来ました。 

ボーイ・ソプラノ「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」
監督:フランソワ・ジラール
出演:ダスティン・ホフマン、ギャレット・ウェアリング、キャシー・ベイツ 
【あらすじ】
複雑な家庭環境に育ち、問題児だった少年ステットは、実はたぐいまれなる美声の持ち主。そんな彼が、ある出来事をきっかけに名門少年合唱団へ入学する。そこで少年たちの育成を任されているのは、厳しい指導で知られているカーヴェルだった。彼の導きにより、次第に“歌う”ことに魅了されていくステット。そんなとき、コンサートでソロを歌うチャンスが訪れる―。世界有数の少年合唱団を舞台に、ひとりぼっちの少年が厳しい指導者と出会い、運命を切り開いていく姿を描き上げる物語。




ダスティン・ホフマンが観たかったですし、音楽も素敵そう。
もっと混んでいるかと思ったら、そこまでじゃなかった・・な(笑)。




 
面白かったです、現代のおとぎ話みたいな印象もあります。
ラストシーンとか、出来すぎな感じもしますし、まとまってはいるけど、
全体にコンパクトというか、なんとなく小粒な感じはしましたけどね。

主役の男の子が、ラストシーンでは本当に大きくなった(成長した)
という印象で、「変声期まで」という本当に限られた期間の話だという事と、
この時期の少年の成長は早いものなんだ・・と。
観ている間、何かひっかかるモノがあったのですが、今気づきました。
この中で言われているのは「声」の子ことばかりだったんですよね
歌が上手いかどうかではなく、どれだけキレイな声が出せるかどうか。
だからアルトに転向しても上手くいくかどうか分からないのか・・と。

単純に歌が素晴らしいので、劇場で観る価値があります。
突然日本語が聞こえて「?」と思ったら「ほたるこい」という
日本の童謡を練習するシーンがあったりとか、合唱団が日本に
遠征して、東京のサントリーホールで歌うとか、
秋田に滞在しているとか・・というシーンがあったんですね。

あと若い先生がさりげなくステットを助けているのが素敵ですが
この先生がどうも野間口徹さんに見えて仕方ありませんでした(笑)。
キャシー・ベイツさんも久しぶりに拝見できてうれしかったな。

清々しくて、晴天のお休みの日に観るにはピッタリの1本でした。