今回の遠征の際、どうしても行きたかったのはこちらです。

新感線博「大☆新感線博」パルコミュージアム 











夜公演でコクーンに行くつもりだったので、渋谷つながりで。


何だかこの劇団は今年「35周年」を寿いでばかりいる、というか
“集大成”的な演出をかましているので、今後どうするつもりだ?
と不安になったりもしたのですが、とりあえず次回公演も
春にある事が告知されているので一安心です。
(30周年は出演者のケガ、降板騒ぎでお祝いムードも吹き飛んで
しまいましたからね・・・) 

入口
 パルコパート1の3階に行くと、入口にど〜ん。



 
劇団☆新感線は私が観劇にハマるきっかけとなった劇団ですし
今でもやはり“別格感”があります。
以前知り合いに「新感線は“演劇ではない”」と言われた事があります。
言わんとしている事は分かりますし、きっと劇団が大きくなるまで
そんな事をいっぱい言われたんでしょうが、今や独自の世界観、
新感線というジャンルを確立していると思いますからね。
小道具にしろ音楽にしろ、徹底的に拘っていたりするのは、観ていて
嬉しくなっちゃうってもんです。

そんな小道具が間近で観られるというこの展示。

高橋岳蔵さんの手書きのポストイットを読んでいくのも面白いし
「あ!五右衛門ロックでの首切り鎌だ!」とか
「マダレが持っていた武器だ、デカい!」とか
「(アオドクロので染さんが持っていた)ポッポちゃんだ!」とか
「蒼真様が食べていた骨付き肉だ!」とか
きゃきゃ言いながら、楽しく観させていただきました。
衣装も小物も、間近で観ても本当に芸が細かいのに驚かされます。
そりゃゲキシネでアップになっても堪えますよね。
触ってはいませんが、武器類はウレタン的な素材で作られているようで
当たってもケガをしにくく、軽くなるように作られているんだろうな・・と。
過去に出演された方も「新感線は小物がすごい」「刀が軽い」と
よくおっしゃっているのを目にしましたから。

また奥では先日の「五右衛門VS轟天」での“通りすがり”のシーンを
放送してくれていました。
私が観たときには、麿赤児さん、千葉哲也さん、仲里依紗さん、
蒼井優さん、堤真一さん、といったラインナップ。もう少しいけば
シャルルまで到達したのに・・・と言うのがザンネンだったかな。

でも久しぶりに天晴@堤さんを拝見してその色っぽさにウットリ(笑)。
千葉さんが“アルバイト”をした話(本役意外の兵士とかの役でも
出演させられること)で「ゲストだろうが容赦ない」と話していたりとか
古田さんに名前を聞かれ、(役名で応えるべきところを)「堤です」と
素で答えて古田さんに「あの浦井健治ですら出来たのに!」と
言われたりしていて、笑わせて頂きました。

この通りすがりだけを集めたDVDを出してくれたら買うのにな(笑)。

もはや“劇団”というよりは“いのうえひでのりプロデュース集団” 
と言った方が近いのでは?という感覚はありますよね。
新たに劇団員も増えないし、増やそうともしていなさそうだし。でも
これだけ華のある方を老若男女問わずに呼ぶことが出来るのは
凄い事だな、と思いました、改めて。

早く次の公演の詳細が公表されないかな〜。