1本目を観終えて、仕事関係の電話をやっつけた後で2本目です。
こちらも前から興味があった1本です。

ヒトラー暗殺、13分の誤算
「ヒトラー暗殺、13分の誤算」
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演:クリスティアン・フリーデル、カタリーナ・シュットラー
【あらすじ】 
1939年11月8日、恒例のミュンヘン一揆記念演説を行っていたヒトラーは、いつもより早く切り上げた。その後、仕掛けられていた時限爆弾が爆発──ヒトラーが退席して13分後のことだった。その爆弾は精密かつ確実、計画は緻密かつ大胆、独秘密警察ゲシュタポは英国諜報部の関与さえ疑った。しかし、逮捕されたのは36歳の平凡な家具職人だった。ひとりの家具職人が夢見た世界。ヒトラーがもっとも恐れた“平凡な男”の驚愕の信念とは?戦後70年を経て今明かされる衝撃の感動実話。


1本目は女性客が多かったのに比して、こちらは男性客が
目立ちます。分かる気がしますけどね。
主役のゲオルク・エルザーは実在の人物で、ここでの話も
基本的には史実に基づいて書かれているという事ですが
この話は私は今回初めて知りました。


 
うーん、映画の内容がどうこう、と言うよりも拷問シーンがもう
観るに堪えないというか・・。隣の女性は耳を塞いでいましたけど
生々しい描写が結構あるんですよね。それだけで滅入ってしまう。

ヒトラーは猜疑心の強い人だと思いますが、執拗に「黒幕は?」と
拷問させる辺り、彼の弱さや恐れを表しているかもしれません。
ヒトラーに限らず、動機が理解できない行動というのは
人に不安を与えるだな・・・と。
たぶん、エルザーが共産党員だったり、敵国と通じていたのなら
動機が理解できるのに、そうでないから不気味だったんでしょうね。

エルザーも「このままだと戦争になってしまう」「それを止めるのは
ヒトラーを暗殺するしかない」と思い込んでの犯行だから、決して彼に
政治的な信条があるという程の長期的展望がある人ではない
ように思います。でも、そういう人ほど行動が読みづらい。

戦争中というのは、攻める側が攻められる側に簡単に入れ替わる、
オセロのコマのように。それがあの絞首刑のシーンで切実に
思い知らされます。
人がどんどんヒトラーに傾斜していき、力を増大させるナチに
戦争の恐ろしさを改めて感じたのでした。

歴史に「たられば」は禁物・・とは言いますが、もしこの時の
暗殺が成功していたら、今の世の中はどうなっていたんだろう。
そんなことも考えてしまったりしました。

思った以上に観て疲れた1本・・・。
私自身もエルザーと言う人が理解できなかったのが一因かと。