伊勢市駅の近くでブランチを摂った後、歩いてこちらまで。
巡業は、春日井に行ったことはありますが伊勢は初めてです。

巡業2015秋平成27年度
「松竹大歌舞伎」伊勢市観光文化会館

 一、教草吉原雀(おしえぐさよしわらすずめ)

新皿屋舗月雨暈
二、魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)



劇場は宇治山田駅の目の前。
お客様の着物着用率がとても高くて驚きます。
また、決して広くは無いグッズ売り場も大盛況で、何もかも
飛ぶように売れていました。
お客様が今日を楽しみに待っていた、という感じが伝わります。

感想は追記にて



 
一、教草吉原雀(おしえぐさよしわらすずめ)
鳥売りの男実は雀の精 尾上 松 也
鳥売りの女実は雀の精 中村 梅 枝
鳥刺し実は鷹狩の侍    坂東 亀三郎

 
新皿屋舗月雨暈
二、魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)

魚屋宗五郎    尾上 菊之助
家老浦戸十左衛門 坂東 亀三郎
宗五郎女房おはま 中村 梅 枝
磯部召使おなぎ 尾上 右 近
小奴三吉      中村 萬太郎
磯部主計之助    尾上 松 也
宗五郎父太兵衛 市川 團 蔵


舞踊は語るほどの感想が書けないので今回はパス。
今回この公演に誘ってくれためめねずさんが「楽しみ」 と言っていた
演目が「魚屋宗五郎」です。
結果から言うと、菊之助丈の宗五郎はとても良かったと思いますが
菊五郎丈や勘三郎丈が演じるイメージの強い役だなと思います。
私は歌舞伎をまだ多く観ていないので、そういう意味では
まっさらの状態で観られたのが良かったのかもしれないな、と思います。

まず、菊之助丈に「酒乱・酔っ払い」というイメージが無い(笑)。
登場のシーンも、どこか凛としているか理性的な男性・・
と言う印象で「禁酒をしている」といわれても、いまいちピンときません。

でも、やっぱり酔っていく過程が面白いんですよね。
目つきが変わる、言葉遣いが変わる、所作が変わる。
最初の印象が端正だからこそ、そのふり幅が大きくて面白い。
最後は梅枝さん演じるおはまに引きずられたりしていましたが
「手が付けられない」感いっぱいで面白かったです(笑)。
私的に、菊之助丈は可憐なお姫様を演じるイメージが強い方
だったのですが、今回は普通にかっこいい男性になっていて、
最近雰囲気が変わられたなぁ、と思います。
梅枝丈のおかみさんも良かったですね。

普通なら手討ちになってしまうような所を、人間のできた家老の
浦戸十左衛門によって命を救われ、旗本からの詫びの言葉と
金銭的な補償を含めた償いを申し出てもらい一件落着・・
な訳ですが、それで宗五郎達は感動しちゃうような世の中なのねぇ・・
なんて事も思ったりしたのでした。


巡業はこれぐらいの距離までなら半分観光気分で来られるので
また出かけて行ってもいいかな~と思います。
巡業は分かり易い演目が上演される事も多いので、経験の
浅い私のような人向き。今回も面白い演目でした。