6月に入社した後輩が頑張ってくれているおかげで、本来ならば
もっともっと忙しいはずの11月ですが、今年はとってもラクチンです。
とは言っても、毎日20時前に帰ることは殆ど無いのですが、 
今日は18時前に仕事がすーっと終わってしまいました。
ならば、映画に行こうではないか!と。

白い沈黙白い沈黙
監督・脚本:アトム・エゴヤン
出演:ライアン・レイノ ルズ、スコット・スピードマン、ロザリオ・ドーソン、ミレイユ・イーノス
【あらすじ】 
ある吹雪の日、スケート選手を夢見る9歳の少女・キャスが失踪した。父親のマシューは誘拐を 主張するが、物的証拠や目撃情報は一切なく、逆に刑事たちから疑惑の目を向けられる。やがて捜査も完全に行き詰まり、8年の月日が経ったある日、キャスの生存を仄めかす手がかりが次々と浮上する。それはいったい誰が何のために発したサインなのか。彼女は本当に今も生きているのか。やがてマシューの行く手に待ち受けていたのは、空白の8年間をめぐる想像を絶する真実だった―。



行くのに少し不便な名演小劇場ですが、職場からなら便利なので
どうせ行くなら、仕事帰りに行くのがベストなのです。
これは以前予告を観て、興味を持っていた1本です。
ただ10月は忙しくて観に行けず、半ば諦めていたのですが
公開終了直前に滑り込みで観に行くことが出来ました。



 
スッキリしたような、しないような・・な1本でした。
私の理解力不足なので仕方がないのですが、車の中に
監禁されてしまった女性と、捜査にあたった女性は同じ人なのか
別の人なのか、顔が似ているので分からなくなってしまいました。
また、理不尽にマシューに失礼な態度を取る男性刑事が、どうしても
最後まで理解が出来なかったりしたのも、そのスッキリしない
要因の一つかな、と。

子どもを奪われた親の悲しさや苦悩、それによる家庭の崩壊、
親元から離されて監禁され自由の無い子ども、児童虐待の組織の
異常性というか怖さ。全部描かれていますが、敢えて言えば、
何だか全体に中途半端な感じがしてしまいます。

ただ、カサンドラを監禁していた男の異常さや不気味さ
マシューの一途なところはとても伝わって来たし、
カサンドラとマシューのお互いの記憶を活かしたメッセージを
きちんと理解して、解決につながった辺りは、プチ拍手ものでした。
・・・でもやっぱり、捕まり方があっけなかったです(笑)。