仕事が終わって、刈谷へ!けど、刈谷の遠さを舐めてました。 
定時であがったらすぐに向かわなければいけなかったのに、
職場を出たのが18:15過ぎ・・・。

くちづけタクフェス第3弾
「くちづけ」刈谷市総合文化センターアイリス・大ホール B列
19:00開演、21:20終演
脚本・演出:宅間孝行
出演:金田明夫、森田涼花、大和田獏、かとうかず子、弓削智久、中村有沙、布川隼汰、ハレルヤまつこ、西岡ゆん、田中卓、葉石充、町田萌香、柴田理恵、上原多香子、宅間孝行
【あらすじ】
知的障がい者たちの自立支援のためのグループホーム『ひまわり荘』では、カラダは大人、心は純真な子供のままの人たちが、みんなで楽しく暮らしている。そんなホームにかつて大ヒット作品を1度だけ世に送り出した、漫画家の愛情いっぽんが娘のマコを連れて住み込みで働くことに・・・。ひまわり荘の住人となった30歳のマコの心は純真な子供のまま。そんなマコの心の扉をあけたのは、ひときわ明るく元気なうーやんだった。惹かれあった2人は、マコの誕生日であるクリスマスの日に"結婚しよう"と指きりを交わす。そして約束の日、うーやんはひまわり荘の仲間と一緒にマコがやって来るのを待つが・・



この作品の初演は5年前、東京セレソンDXとして上演されました。
まったく期待しないで観に行って思わず泣かされた1本で、とても
印象深い作品です。
その後、映画化もされて、今回再演となった訳ですね。

今回は“タクフェス”としての上演、というのがどうも引っかかりましたが
「観てみたい」という後輩も居たので、それならば・・と、一緒に
観に行くことにしていたのでした。

結局、19時開演なのに刈谷駅到着が19時ちょうど。
普段なら絶対にアウトなところですが、タクフェスなのでもしや・・と思い
駅から劇場までダッシュ!
想像、大当たり。
どうせ、直前まで握手会をしたり、携帯電話を切りましょう寸劇をしたり
振付講座をしてるんじゃないか?と思っていたんですが、まさに
到着した時にはその“振付講座”が終わる所でした。
こういうのが相当苦手なので、結果的にパスできて良かった(笑)。

今回もやっぱり泣かされました(笑)。


 
 
基本的には初演と大きく変わったというよりも、初演をもっと
濃くした、という印象でした。

再演になって『ひまわり荘』の入居者が2名増えていました。
特に女性の入居者は、「マコ」役のオーディションを受けに来た
実際に知的障害のある方だとカーテンコールで知りました。
この方自身が受けたイジメ、彼女のご両親が言われた心ない言葉が
舞台の登場人物の台詞として活かされているのだそうです。
(学校の先生の言いぐさはひどいと思います、本当に)
グループホームを作ると、近隣住民が反対すること、その理由が
地価が下がるなんて言われるのも、新たに加わった台詞ですが、
きっとそういう事実もあるんだろうな、と想像できたりします。
 
初演では「なんでグループホームのスタッフなんかをしてるんだろう」
というキャラの袴田(柴田さん)の過去も少し明かされていました。
同じ障害をもつお子さん、しかも、うーやんと同じ年頃の子供が居て、
その子を亡くしたんだろうと。
そうすることで、この人の傍若無人な言動に一気に説得力が生まれます。

“痴漢”をした頼さん、初演ではあまり問題視されなかったけど
「(被害を受けた)みなみちゃんが訴えを取り下げなければ、
犯罪者になっちゃう」というくだりもあって、厳しさが増していました。

ただ増したのはシビアさだけではなくて、笑い部分も増していました。
開幕の時から雑巾が舞台上にありましたので、チオビタを“吹く”
のは演出だと思いますが、あちこちでキャストがアドリブを仕掛けて
笑いを取っていました、これはタクフェスになってからの傾向ですね。
夏目ちゃんが宅間さんに相当いじられていて、気の毒だった(笑)。
まあ笑いはしますが、やり過ぎると内輪ノリになって白けるので、
おふざけは程々にして欲しいものです。
あと、舞台写真の撮影タイムは要らん、前も思ったけど。
わざわざ話の流れを途切れさせてまでやることじゃない。
それが宣伝狙いじゃなくてサービス心からのものだったとしても
カーテンコールでやればいいじゃん。
ここは強く主張したい(笑)。

キャストは半分ぐらいが入れ換えになった感じかな。
今回は今回として観ようと思ったのですが、マコ役だけは初演の
加藤貴子さんが良すぎてしまって、今回物足りなさを感じたのは
もう仕方ないかなあ、と思います。
上原多香子さんはやはり、とてもお綺麗でした!
ただ智ちゃん役はもう少し気の強さが出ている人の方がいいかなあ。
そういう意味では、初演の東風万智子さんが良かったんですよねぇ。

“タクフェス”というものに対して思うことは多々ありますが
「一人で生きていけない人も生きていける社会を」という台詞には
大いに賛同するし、やはり心に残る作品だとも思いました。
初演では客席の反響の大きさにキャスト自身が驚きつつ喜んでいる
というカーテンコールでしたが、今回は「自信をもってお届けしました」
という表情を皆さんがされていたのが印象的でしたね。

あ!ダンスは「やりたくない人は帰れる」システムはいいと思います(笑)。
もちろん私は不参加ですが、やりたい人もいるともいますので。
次回は「歌姫」とか。どうしようかなー。

チオビタ
舞台の最中に、うーやんが愛情一本にサインしてもらったチオビタ。
うーやんとマコちゃんが客席に降りてきて、観客に配って回ったのですが
右隣の会社の後輩が、うーやんから貰ったものです。
愛情いっぽんさんのサインってこんなにキュートだったのね(笑)。