観たい作品は幾つかありますが、今週末だけで全てを観るのは難しく
とりあえず、こちらから。

母よ母よ
監督:ナンニ・モレッティ
出演:マルゲリータ・ブイ、ジョン・タトゥーロ
【あらすじ】 
マルゲリータ(マルゲリータ・ブイ)は恋人と別れた上に、娘のリヴィアが反抗期真っただ中。兄のジョヴァンニ(ナンニ・モレッティ)と一緒に、入院中の母親アーダ(ジュリア・ラッツァリーニ)の世話もしていた。さらには、自身が監督する映画に出演するアメリカ人俳優バリー(ジョン・タートゥーロ)とうまくいかず、ストレスを抱えるようになってしまう。そんなある日、マルゲリータは母親の余命宣告を受け……。




主演の方は「はじまりは5つ星ホテルから」で拝見したマルゲリータ・ブイさん。
でも客が思った以上に少なくてびっくり。
もう少し人気があるかと思ったんですけどね〜。 



 
この作品は監督(主人公のお兄さん役でもご出演)の自伝的な作品
なんだと後から知りました。

主人公はいわゆる″勝ち組”の女性なんでしょうね、社会的には。
子どももいて(離婚してるけど)、恋人もいて、映画監督として
第一線で頑張ってて。
でも常にカリカリしていて、見るからに余裕がないんですよね。
いい歳して、何であんなにいつもカリカリしてるんだろう・・
常に人に対して不満を持っているような、ネガティブオーラがある。
この女性が誰かを褒めているシーンが殆ど無いし、心から
笑っているシーンも無いですから。

自分の意図を汲み取ってくれないスタッフ、出来ないくせに文句
ばかり言う主演俳優、何度も同じことを聞いてくるメディアたち。
娘は自分に何も話してくれない、母親なのに娘から相談もしてもらえない
自分のふがいなさ。
精一杯看病しているつもりだけど、仕事を休職して手作りの食事を
母親に届ける兄に比べて、出来合いの惣菜を買ってくるぐらいしか
出来ない自分。
ほんと、こちらもイラっとするぐらい自己中で(笑)。
でも、なんかああいう状態に陥ってしまうのも、分かっちゃう。
似てるのかな、私(笑)。

だから元旦那に「お前は自分の事ばかり」と言われてそれを
ちゃんと聞いていたり、主演俳優がセリフを覚えられない理由の
告白を受けて彼に対しての視線が優しくなったり、それで少し
ホッとしたんですけどね。

ラストシーンはやっぱり少し泣けたなぁ。
母親が居なくなって、改めてその存在の大きさに気づくんだろうな。