今週末は完オフ。まずは歯医者に行って、ホットヨガに行って
溜まってしまった「観たい映画」の消化をすべくミリオン座へ。

アイヒマン・ショーアイヒマン・ショー 歴史を映した男たち
監督:ポール・アンドリュー・ウィリアムズ
出演:マーティン・フリーマン、アンソニー・ラパリア、レベッカ・フロント 
【あらすじ】
1961年、元ナチス親衛隊(SS)将校アドルフ・アイヒマンの裁判がエルサレムで開廷された。ナチス戦犯を前に生存者たちが語る証言は、ホロコーストの実態を明らかにする又とない機会だった。TVプロデューサーのミルトン・フルックマンとドキュメンタリー監督のレオ・フルヴィッツはこの真実を全世界に知らせるため、≪世紀の裁判≫を撮影し、その映像を30か国以上に届けるという一大プロジェクトを計画する。名もなきテレビマンたちの信念と執念が胸を打つ驚くべき実話。



アドルフ・アイヒマン。殆ど知らない・・。
本当に 知らない事だらけなんだよな、私、と思いながら開映。
混雑とまではいきませんが、席は埋まっていた方だと思います。



 
ホロコーストを扱う映画はそれなりの数を観てきましたが
映画の中で流れる記録映画は、真実としての重みがあって
私ですら「うえ」と思うのに、実際に収容所に居た人であれば
カメラを回しながら、卒倒するのも想像に難くないです。
そして、その中継を手榴弾を持って阻止するに来る人も居るほど
まだナチの残党が居た事にもちょっと驚きましたが。

ただ、この映画を観ながらずっと引っかかっていた事があって。
それはレオの裁判中継放送に対する姿勢。
「アイヒマンにも人間らしさがあるはず、それを映すことで
″誰でもファシストになりうる”と言う事を伝えたい」という想いがあって、
その思いを叶える映像を撮ろうとする。
でも、どうやってもアイヒマンからは(レオが思う)″人間らしさ”が
撮れないので、自分は降りると言う。 

レオはドキュメンタリー映画監督であって、ジャーナリストではないので
仕方のない事なのかな、とは思うし、仮説を立てて撮影の臨む
と言う事も分かるのですが、なんだか伝える側のエゴを感じてしまう
んですよね。「真実」「事実」ではなく「自分の伝えたい事を伝える」
という、ね。“映画”というフィクションなら、それもアリなんでしょうが。

そんなレオの目をフラットにしたのが宿泊先のホテルを経営している
女性との会話なのかな、と。

そして、同時にイスラエルの問題も投げかけているし
ガガーリン等の話題に飛びつく聴衆についても描かれている。
なかなか見所の多い作品だったな、と思います。疲れたけど(笑)。