8月10日から盆休み(厳密に言うと違うんだけど)なのに、特にどこかに
出かけたり、誰かと会ったりする予定も無いので映画ぐらい
消化しておかないとねーと。

ニュースの真相ニュースの真相
監督:ジェームズ・ヴァンダービルト
出演:ケイト・ブランシェット、ロバート・レッドフォード
【あらすじ】 
2004年、アメリカ・CBSニュースのプロデューサー、メアリー・メイプスは、伝説的ジャーナリストのダン・ラザーがアンカーマンを務める看板番組で、当時の米国大統領ジョージ・W・ブッシュの軍歴詐称疑惑を報道した。しかし、保守系ブロガーから”偽造”だと糾弾されることなる。同業他社や社内上層部からも集中砲火を浴びる中で、メアリーたちは真実を訴えて毅然と闘うが・・・。



映画館がホットヨガスタジオの近くなので、レッスン受けるついでに
映画も観たいのだけど、土日と夜間しかレッスンを受けられない会員
種別なので、夕方から映画館へ。

微妙に平日だし、夕方から夜にかけての上映と言う事で劇場ガラガラ(笑)。



 
これは実際に起きた事件の映画化で、主役であるプロデューサーの
メアリー・メイプスの自伝がベースになったのだとか。
なかなか・・考えさせられますな。
原題が「TRUTH」。直訳すると「真理、真実、真相、本当のこと」。
でもね、これを観て一番考えてしまったのは「真実」と 「事実」の違い。

真実・・・うそ偽りのないこと。本当のこと
事実・・・ 実際に起こった事柄。現実に存在する事柄

メアリーの視点で描かれているので、そのまま鵜呑みにするのは
公平性に欠けるんだろうな、とは思います。
実際に他社にすっぱ抜かれる前に放送したい、という気持ちから
無理のある取材日程で強行したのだし、その為に雑になって
しまった取材が無かったとは言えないでしょう。
でも少なくとも、「真実」だと思う事を報道したんだろうな、そして
それがメアリー達にとっての正義だったんだろうな、と言う事は
分かります。

丁度この頃からSNS等の存在の大きさが報道にとって
無視できないものになってきた頃だと言います。
報道の在り方が変わらざるを得ない時期だったのかもしれない。

それにしてもなぜ「事実」を伝えるという事がこんなに難しい
のだろうな、と思ってしまいます。
「真実」は立場によって幾つもあるかもしれないけど、「事実」は
一つしかないはずで、その「事実」を伝えるのが報道であって
欲しい気がするんですけどね。
最後にメアリーが調査委員に語った言葉が秀逸ですね。

でも、「I believe you」 と弁護士に言われた時のメアリーの
気持ちは計り知れませんね。
人は誰かに「信じてもらう」事で自分の存在価値を見いだせるし
強くもなれるのだろうな。

マスコミに対するそこはかとない政治力を感じさせる映画
ではありますが、こういう映画が成り立つのもまたアメリカらしい。
とても骨太で見応えのある映画でございました。
しかし、マスコミの力って怖いよなぁ・・・。