最近は残業がめっきり減って、以前よりも格段に早く帰宅できる
ようになったのですが、帰宅して何かをやるでもなく、時間を無駄に
するばかり。自分がそんな状態になっているのが嫌になって、
今日は映画を観に職場からPARCO劇場へ向かったのでした。

トランボトランボ ハリウッドに最も嫌われた男
監督:ジェイ・ローチ
出演:ブライアン・クランストン、ダイアン・レイン、エル・ファニング 、ヘレン・ミレン
【あらすじ】
第二次世界大戦後、赤狩りが猛威をふるうアメリカ。その理不尽な弾圧はハリウッドにもおよび、売れっ子脚本家トランボは議会での証言を拒んだという理由で投獄されてしまう。やがて出所し、最愛の家族のもとに戻るトランボだったが、すでにハリウッドでのキャリアを絶たれた彼には仕事がなかった。しかし友人にこっそり脚本を託した『ローマの休日』に続き、偽名で書いた別の作品でもアカデミー賞Rに輝いたトランボは、再起への道を力強く歩み出すのだった・・・。



このトランボと言う方は存じ上げなかったのですが、予告を観て
気になっていたのです。



 
アメリカと言えば「自由」とか「権利意識が強い」とか「アメリカンドリーム」
とかのイメージが強いですが、こういう映画を観ると、何だかなーと
思ってしまいますね。
9.11の後もそうですけど、団結力があるというか、一斉に同じ方向に
向かってしまう所もあるというか。
日本だって同じでしょうが、アメリカでは個人の意思が尊重される・・という
イメージがあるので、より印象に残るのかもしれない。

そして「思想」って本当に難しいものですよね。
受け止め方次第で、どのようにでもなる。操る事だって出来るわけで。
アメリカの「アカ狩り」がここまで激しく陰湿だったのか、と思うと
ちょっとぞっとします。
ヘレン・ミレンの演じたホッパー夫人、自分が正義の代弁者のようで
本当に怖かった・・。

トランボは2度もアカデミー賞を受賞するほどの実力があったから
長い年月がかかったけど、その状況を打開することが出来た。
でも、トランボ程の影響力を持たない大多数の人は、不当な扱いを受け
報われない一生を送ったんだろうなぁ。 
そんな中で、トランボを正当に評価した映画監督、俳優は尊敬に
値するし、映画会社の社長も権力に流されないという点において
人として成熟してる。でもこういう事が出来る人も、実力や権力などが
あったからこそ出来たんであって、誰もが出来た訳じゃないんだろうな。

でも「ローマの休日」がこの人の作品だったとはねー。
本人の死後になったとはいえ、トランボにアカデミー賞が渡って
良かったな、と思います。
はあ、なかなか考えさせられる1本でした。