シルバーウィークだからって何か予定がある訳でもなく、
自宅に籠ってもクサクサするだけなので、やっぱり出かけてきました。
10回観ると1枚貰える招待券が既に5枚もたまっていたので
今日はこれを使って映画でも観るかーと。

コロニアコロニア
監督:フロリアン・ガレンベルガー
出演:エマ・ワトソン、ダニエル・ブリュール、ミカエル・ニクヴィスト
【あらすじ】 
1973年9月11日。フライトでチリを訪れたドイツのキャビンアテンダント・レナは、恋人でジャーナリストのダニエルとつかの間の逢瀬を楽しんでいた。しかし、突如チリ軍部によるクーデターが発生。ダニエルは反体制勢力として捕らわれてしまう。レナは、彼が慈善団体施設に送られたことをつきとめるが、そこは独裁政権と結びつき、神の名の下に暴力で住人を支配する“脱出不可能”な場所だった。生還率0.01%!驚愕の史実に基づく、緊迫の脱出劇。


これは予告すら殆ど観ていなかったのですが、実話ベースの話だ
と言う事なので、観てみようかなーぐらいのモチベーション。
どうせタダだし(笑)。




 
久々にガツンとやられた感じがします。
観終わってからこんなに不快感が残る作品も久しぶりでした。
誤解が無いように書いておくと、映画そのものが不快だった訳では
決してありません。
実話ベースの作品って、終わりが尻すぼみになってしまうものも
少なくないのですが、史実とフィクションを上手くミックスしているので
最後には本当にハラハラと観られたし(とはいえ、空港の所は
突っ込みどころ満載ですが)、話が特にダレるところも無くて
映画としてはとても面白い部類に入ると思います。
これが完全にフィクションだと思って観ていたら「うわー、ヘビーだけど
面白かったわー」で終わったと思うんですよね。

でも「史実に基づく」っていう一文を読んでしまっていたので、
「マジで?」とか「うそ・・・。うげー・・・」という気持ちが常について回り
大使館に逃げ込んでも、保護するどころか、このカルト集団に
逃げ込んできた自国民を引き渡そうとするなんて、誰を頼ったら
いいんだよ・・・と。
その内容の衝撃度と、エンディングの「チリでは何も変わらなかった」
というフレーズの救いの無さに、気分の悪さ3割増し。 

カルト集団の怖さ・・として観たらいいのか、共産国家の闇深さ
として観たらいいのか、ナチスの残党の仕業として観たらいいのか
何とも言えない気持ちなのですが、 とにかくおっかなかった。
なんか・・・オウム真理教とか、このコロニア・ディグニダを参考に
したんじゃないか?と思ったり。

だいぶ変わったようですけど、今もまだコロニア・ディグニダという
組織は存在しているようですね。何だかなぁ・・・。
そして、私って本当に知らないことが多いわ。このコロニア・ディグニダは
もともと日本ではあまり知られていないようですが、全く知らなかったし
ピノチェト大統領の事も全然知らないのな。
映画を観て、いろんな社会勉強をしているような気分でした。