以前放送された「夫婦」という舞台映像を観て、前から興味はあったけど
そこ止まりだったハイバイの舞台を観たいなーと思うようになりました。
今回の公演も一旦は諦めましたが、遠征期間を延長する事にしたので
初日に観れる事になりました。

ワレワレのモロモロハイバイ「ワレワレのモロモロ」 アトリエヘリコプター4列目
19:00開演、21:30終演
構成・演出:岩井秀人
出演:荒川良々、池田亮、岩井秀人、上田遥、川面千晶、永井若葉、長友郁真、平原テツ、師岡広明
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「ほほえみのタイ」 作:上田遙
「トンカチ」 作:池田亮
「いとこの結婚」 作:平原テツ
「深夜漫画喫茶」 作:師岡宏明
「おやじとノストラダムス」 作:荒川良々
「山、ネズミ、かめ」 作:岩井秀人
「『て』 で起こった悲劇」 作:永田若葉
「きよこさん」 作:川面千晶



アトリエヘリコプターってどこだよ・・と思ったら、大崎から徒歩10分弱。
19時開演のため辺りはとっぷり暮れて、人もあまり歩いていないわ
寒いわ、暗くて目印になる(はずの)建物もよく分からんわ・・という
方向音痴には難易度が高い場所でしたが、無事到着。
ありがとう、Google Map(笑)。

なんかねー、この感じは昔あったベニサンピットを思い出す感じ。
ベニサンピットの方がもう少し舞台が大きかったと思うんですが。
椅子席はだいたい6列ぐらい、通常舞台のそでの部分にも席があったり
最前列には座布団席もあります。私の整理番号は101番でしたので
あまり選べるほどの席は残っていませんでしたが、空き席を探すほど
埋まっている状態ではありませんでした。
ただ席が入口に近く、隙間風が入って寒くて寒くて。
カーデガンを買っていって本当に良かったと思いました(笑)。


 

 

スタートすると上手と下手にスタッフの方がスタンバイし、その後
岩井さんが出てきてご挨拶があり、スタートです。

 

私はどんな作品なんだか情報ゼロの状態で観たのですが、今回は

「身に起きた悲劇、惨劇を俳優が書いて演じる自作自演システム」

なのだそうです。出演者がそれぞれ自分の経験した「ひどい話」を

脚本を書いて自分で演じオムニバス形式の舞台。
 

タイ旅行に行ったときの話、従妹が結婚する時に食事会をした時の話、
飲食店でアルバイトしていた時のバイト仲間の恋愛話、
過去の公演のけいこ中に喉を潰した話、理不尽な母親や父親の話、
アルバイト先のネットカフェでの受付での様子・・・。

 

どの話も面白かったんですが、個人的にはネットカフェの話が

一番面白かったかな。自分自身もネットカフェを使う事はありますが

「へぇぇ、そんな人がいるの!」なんて思って、演技を見るというよりも

ドキュメンタリーを観るというか、話そのものに引き込まれた感じがして。

でも、ちょっと暫くネットカフェに行くのが嫌になったけど(笑)。
あああと「キャラメルボックス知ってる?」「ああ、あれは誰もが通る
道だよね」 みたいな会話も面白かった。ええ、私も通った道です(爆)。

 

「人の不幸は蜜の味」っていう表現が合っているのかは微妙ですが

「面白い経験」を聞くより「ひどい経験」の方がドラマがありますね。
今まで考えた事もありませんでしたが。 

その人の人間性まで分かるような内容が多く、そういう意味では

「ほお」と思ったりすることもありました。

ネットカフェの話なんかまさにそうだし、「滅茶苦茶通し」を劇団で

した時の岩井さんは理不尽なほど怖かったのだけど、恐らくこの方は

けいこ中は熱中すると本当にこういう状態になったりするんだろうな、とか。

 

また皆さん間がいいのと、話が終わって、ライトが落ちる時間が長いんですよ。

ゆ〜〜っくり電気が落ちていくので、それがまた滑稽で(笑)。

ハイバイの俳優さんも皆さんお上手ですが、女優さんが特に
個性が強くて印象に残りますね(笑)。
個人的な好みという点では、こういうオムニバス形式のものより

ドラマ性の高い長編だったり、短編集でも最終的に一つの結末に

集約されていくタイプのものが好きなのですが、純粋に楽しく拝見しました。

また客席の反応もとてもよくて、そういう意味でも観ていて楽しかった。

次は、ストーリー性の高いもので拝見したいな、と思います。