土曜日は、終日休日出勤だったため今週末の休みは1日。
ホットヨガ、加圧トレーニングはマストとして、映画も観たい。
でも時間的に何本も観られない・・・。という事で選んだ1本はこちら。 

未来を花束にして「未来を花束にして」
監督:サラ・ガヴロン
出演:キャリー・マリガン、ヘレナ・ボナム=カーター、メリル・ストリープ 他
【あらすじ】 
1912年、ロンドン。劣悪な環境の洗濯工場で働くモードは、同じ職場の夫サニーと幼い息子の3人で暮らしている。ある日、洗濯物を届ける途中で洋品店のショーウィンドウをのぞき込んでいると、いきなりガラスに石が投げ込まれる。女性参政権運動を展開するWSPU(女性社会政治同盟)の”行動”の現場にぶつかったのだ。それが彼女と”サフラジェット”との出会いだった。ひとりの平凡な母親が参政権運動の中に見い出したもの―女性たちの勇気ある行動を描出した感動作。


メリル・ストリープ好きなので、これは外せない1本。
映画を観まくる予定だった2週間前の週末は雪で外出が出来ず
今月は結局1本も観れてなくて、やっと映画初めとなりました。





サフラジェットの事は今回の映画で初めて知りました。
女性参政権はアメリカよりもイギリスの方が早かったのですね。
洋の東西を問わず、女性の権利と言う意味ではどこも同じような
歴史を繰り返してきているのだなぁ・・というのが感慨深いです。

この作品は、元々女性参政権運動とは全く関係ない、というか
真逆に居たような普通の女性が主人公。
自分自身の境遇を嘆いて・・というよりは、自分の子供の世代が
もっと違ったものになっていてほしい、という思いから活動に
身を投じていく人を描いています。
大人しい、可愛らしい奥さんだったモードが、家庭も子供も失って
自分で考え、行動する人になっていくんですよね。

この暴力的手段については、私個人としては賛同しかねる部分も
ありますけど、そこまで追い詰められていた、という事でも
あるのでしょうね。
私自身は、女性差別を受けた記憶も無いですし(あったとしても
忘れてしまう程度の些細な事)、選挙権も、教育も当たり前のように
享受している事を、感謝しなければいけないなぁ、と思います。

メリル目当てで観に行きましたが、登場シーンは僅かだった(笑)。
でも、ヘレナ・ボナム=カーターが良かったなぁ。
レミゼやスウィーニー・トッドのイメージが強い方なんですけど、
リベラルで、頭のよい芯の強い女性が素敵でした。