そのままミリオン座に残り2本目。
こちらも前から観たいと思っていた1本。
「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」
【あらすじ】
こちらも前から観たいと思っていた1本。
「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」
監督:ギャヴィン・フッド
出演:ヘレン・ミレン、アーロン・ポール、アラン・リックマン 【あらすじ】
ナイロビ上空6000mを飛ぶ【空の目】を使い、イギリス軍の諜報機関のキャサリン・パウエル大佐は、英米合同軍事作戦を遠く離れたロンドンから指揮している。凶悪なテロリストたちが大規模な自爆テロを実行しようとしていることをつきとめ、米軍基地に攻撃の指令を出すが、殺傷圏内に幼い少女がいることがわかる。キャサリンは、少女を犠牲にしてでもテロリスト殺害を優先しようとするが―。
この作品の予告を観たのは随分前だった気がします。
あまりにも前だったので「もう公開終わっちゃったのかな」と思った頃
また予告が始まって、「ああ、これから公開なのか」と思ったのを
覚えています。
アメリカの混迷やら、世の中の情勢を鑑みても、今観ておくべき
1本なんじゃないかな、と思ったのですよね。
ただきっと、恐ろしくヘビーなのかもしれない・・とも思いましたが。
結構なお客さんが入っていましたね。
この作品の予告を観たのは随分前だった気がします。
あまりにも前だったので「もう公開終わっちゃったのかな」と思った頃
また予告が始まって、「ああ、これから公開なのか」と思ったのを
覚えています。
アメリカの混迷やら、世の中の情勢を鑑みても、今観ておくべき
1本なんじゃないかな、と思ったのですよね。
ただきっと、恐ろしくヘビーなのかもしれない・・とも思いましたが。
結構なお客さんが入っていましたね。
激しく考えさせられ、常に緊張を強いられ、恐ろしく消耗した作品でした。
思わず目を逸らしたくなったり、気づいたら隣の女性も、手を組んで
身動きできない状態になっていて。こんな作品、久しぶりかもしれない。
工作員を危険に晒してまで、自爆テロ犯が居る家を突き止めた。
自爆テロ犯は次の自爆テロを準備している最中だ。
ここを襲撃すれば、次の自爆テロは防ぐことが出来る。
でも、爆撃対象の建物のそばには何も知らない少女がパンを売っている。
そんな状態で、 ミサイルを発射するか、止めるか−。
これから起きる可能性が高いテロをで殺される多くの人を救うために
少女を見殺しにするべきか、その多くの人の命を犠牲にしてまで
目の前の少女を救うべきか。
より多くの人を救い、惨事を未然に防ぐべきであり、その為には
ミサイルを発射すべきと強く主張するパウエル大佐(ヘレン・ミレン)や
ベンソン中将(アラン・リックマン)には、彼らなりの大義があり、
完全に否定する事は出来ないし、発射を躊躇う側の気持ちもよく
分かるので、観ていて「どうなるんだ」と言う事と「どうすべきなんだ」
という事で頭がパツンパツンになります。
そう言った緊張感とは対照的に、責任回避をして決定権を
他の人に委ねまくり、自ら判断をしない人が対照的に描かれます。
すっごい皮肉を感じます、作り手側の。
でも、今はドローンや、科学技術の進歩でこんなにすべてが
クリアに監視され得る状態なのか・・という事に背筋が寒くなる
想いをしました。また、兵士が作戦が終わって建物から出てきた
ときの明るい空が、爆撃地との映像と落差が大きすぎて、
軽くショックを受けますが、その落差が彼らが「安全」な遠く離れた
土地から起こした攻撃だったんだ、という事を表していて、
また複雑な気持ちになったのでした。
どちらか側だけを責めたり、という描き方ではなく、どちら側の
意見も取り入れた造りになっているため、より受け手側が
考える事を求められた1本でした。
ただ、ラストシーンで、犠牲になるのはいつも紛争に直接
関係のない弱い立場の人間なんだ、という事を訴えているように
私は感じましたけども。
見応えありまくりで、観終えてグッタリしてしまいましたよ(笑)。
でも多くの人がこれを観て、自分自身で考えたほうがいいと思う。
そして、ヘレン・ミレンは今までに見たことのない役柄でした。
やっぱりこの人も凄い俳優さんだなー。
思わず目を逸らしたくなったり、気づいたら隣の女性も、手を組んで
身動きできない状態になっていて。こんな作品、久しぶりかもしれない。
工作員を危険に晒してまで、自爆テロ犯が居る家を突き止めた。
自爆テロ犯は次の自爆テロを準備している最中だ。
ここを襲撃すれば、次の自爆テロは防ぐことが出来る。
でも、爆撃対象の建物のそばには何も知らない少女がパンを売っている。
そんな状態で、 ミサイルを発射するか、止めるか−。
これから起きる可能性が高いテロをで殺される多くの人を救うために
少女を見殺しにするべきか、その多くの人の命を犠牲にしてまで
目の前の少女を救うべきか。
より多くの人を救い、惨事を未然に防ぐべきであり、その為には
ミサイルを発射すべきと強く主張するパウエル大佐(ヘレン・ミレン)や
ベンソン中将(アラン・リックマン)には、彼らなりの大義があり、
完全に否定する事は出来ないし、発射を躊躇う側の気持ちもよく
分かるので、観ていて「どうなるんだ」と言う事と「どうすべきなんだ」
という事で頭がパツンパツンになります。
そう言った緊張感とは対照的に、責任回避をして決定権を
他の人に委ねまくり、自ら判断をしない人が対照的に描かれます。
すっごい皮肉を感じます、作り手側の。
でも、今はドローンや、科学技術の進歩でこんなにすべてが
クリアに監視され得る状態なのか・・という事に背筋が寒くなる
想いをしました。また、兵士が作戦が終わって建物から出てきた
ときの明るい空が、爆撃地との映像と落差が大きすぎて、
軽くショックを受けますが、その落差が彼らが「安全」な遠く離れた
土地から起こした攻撃だったんだ、という事を表していて、
また複雑な気持ちになったのでした。
どちらか側だけを責めたり、という描き方ではなく、どちら側の
意見も取り入れた造りになっているため、より受け手側が
考える事を求められた1本でした。
ただ、ラストシーンで、犠牲になるのはいつも紛争に直接
関係のない弱い立場の人間なんだ、という事を訴えているように
私は感じましたけども。
見応えありまくりで、観終えてグッタリしてしまいましたよ(笑)。
でも多くの人がこれを観て、自分自身で考えたほうがいいと思う。
そして、ヘレン・ミレンは今までに見たことのない役柄でした。
やっぱりこの人も凄い俳優さんだなー。