せっかくセンチュリーシネマに来たのだから、もう1本!

ショコラショコラ 〜君がいて、僕がいる〜
監督:ロシュディ・ゼム
出演:オマール・シー、ジェームス・ティエレ、クロチルド・エム
【あらすじ】 
20世紀初頭、ベル・エポック期のフランス。白人芸人フティットと黒人芸人ショコラによるかつてないコンビがサーカスで人気を集めていた。ふたりはパリの名門ヌーヴォー・シルクの専属となり、さらなる人気を得て一世を風靡するが、人種差別の根は深く、ショコラはその苦しみから逃れるように酒とギャンブルに溺れていく―。フランス史上初の黒人芸人ショコラと、彼を支え続けた相方フティット。万人を魅了した彼らの、愛と涙に満ちた感動の実話。


こちらは予告を観て、気になっていた1本なんですけど
公開が始まって間もないはずなのに、既に1回/1日の上映に
上映回数が減っており、上映終了まで決定したとか。
早くいかなきゃ・・という事で。




もっと、フティットと黒人芸人のショコラの絆を描いた
作品なのかな、と思っていたのですが、そこまでじゃないというか。
仕事もあり、それなりに裕福な生活を送っていたのに、ショコラと
結婚する事によって、田舎のサーカスの下働きの生活になるまで
彼を支えた奥さんについても、あまり描かれていなかったな。
「ショコラ」という一人の黒人の成功と転落を描いた作品ですね。

ただ、(仕方ない部分があるとはいえ) このショコラと言う人は
女たらしで、浅はかさというか、プライド・見栄ばかり気になり
易きにながれ、人に流されっぱなし。
この人、自分が「笑われている」としか思えなかったんだろうな
「笑わせている」と思えたら、きっと違ったと思うのに。
人として残念という印象しかないわ(爆)。

とはいえ、やっぱり頑張って演じたオセロー。
それなりに成立していたのに、「恥知らず」ってどういうこと?
そりゃ、自分が打ち込み、それなりに達成感の合った仕事で
ああいう反応をされちゃ、気の毒ではある。
でも、「オセローを演じたら尊敬される」と人に言われて
それを信じ込んでいただけなんでしょう。

対するフティットは“笑い”というものに真摯に取り組み、人気に
溺れる事もなく、ショコラと真逆って言う感じ。
確かに黒人に対する偏見も奢りもあっただろうけど、人として
かなりフラットにショコラと接していたと思うんですけどね。 

時代が違っていたら、もっと名を残せた2人かもしれないな
そんな事を思ったのでした。