今週末は当初は梅田のヴェローナに居るはずだったのですが
チケットを手放しちゃったので、名古屋でいつも通りの週末です。
まずはホットヨガに行き、それからミリオン座。

エリザのためにエリザのために」 
監督:クリスティアン・ムンジウ
出演:アドリアン・ティティエニ、マリア=ヴィクトリア・ドラグス
【あらすじ】 
50歳になる医師ロメオには、イギリス留学を控える娘エリザがいる。ある朝、娘が登校途中に暴漢に襲われてしまう。大事には至らなかったが、娘の動揺は大きく、留学を決める最終試験に影響を及ぼしそうだ。ロメオは娘の留学をかなえるべく、警察署長、副市長、試験監督とツテをたより、ある条件と交換に試験に温情を与えてもらおうと奔走する。しかし当の娘には反発され、ロメオには検察官の捜査が迫ってくる。


予告を観て、観たいなと思っていた作品ですが、公開終了日が
決まってしまったので、ヤバイヤバイと思って、やって来ました。
客席は割と空席多め。





公開期間が短いとか、観客がビックリするほど少ない作品って
やっぱり、それなりに理由があるんだよなーと思いますね。

つまらなかった訳じゃないですが、全体にのっぺりした感じで
なかなか共感できるような、できないような・・という登場人物
ばかりの作品でした。

どこの作品だろう?と思ったら、 ルーマニアが舞台の作品なんですが
ルーマニアと言う国の国情を全く知らなかったので、 それが
分かって観たら、またちょっと受ける印象が違ったかもしれません。

なんか・・全員が相手の事を考えていそうで考えていない。
典型的なのが父親なんですよ。
でも、親が思うほど子供は“こども”じゃないって言うのは、どこにでもありそうです。
この父親も娘の事を思って、犯罪に手を出してしまうので、その気持ちが
理解出来ないでもないんで、嫌悪感って言うところまでは
いかないんですけど・・・。

人物描写をしっかりしていそうで、その内面までガッツリ
描くという訳でもなく、余白が多い分、好みは分かれるかも・・。 
ってう感じの映画でした。
私は嫌いではないのですが、日頃の疲れとホットヨガの疲れで
前半はこののっぺりした雰囲気に睡魔に襲われた事は確か(笑)。
後半は全くそんな事は無かったんですけどね。

それにしても、ルーマニアって大変なんだなぁ・・・。