観たい作品だったのですが、どうしてもタイミングが合わなくて。
それが今日なら観られる!ということでこれが本日の2本目。

ラビングラビング 愛という名前のふたり
監督:ジェフ・ニコルズ
出演:ジョエル・エドガートン、ルース・ネッガ、マートン・ソーカス
【あらすじ】 
レンガ職人のリチャード・ラビングは、恋人のミルドレッドから妊娠したと告げられ、大喜びで結婚を申し込む。1958年、生まれ育ったバージニア州では、異人種間の結婚は法律で禁止されていた。二人は法律で許されるワシントンDCで結婚し、地元に新居を構えて暮らし始めるが、夜中に突然現れた保安官に逮捕されてしまう。離婚か生まれ故郷を捨てるか、二つに一つの選択を迫られ―。二人の純粋な愛が、世界を変えた感動の実話。アメリカ史上最も純粋なラブストーリー。

 
これは実際にあった話の映画化なんですよね。でもたった60年前。
黒人問題って、本当に大変だったんだなぁ・・・。
(今でも完全に克服されてはいないでしょうけど)





観てタイトルが分かりました、「ラビング」という名前のご夫婦
だったんですね。 

まずは、何があっても、お互いを尊重しあう夫婦が凄いですね。
色々あって、もう「お互いしか居ない」 状態だったのかもしれないけど
こういう状況に置かれると、夫婦げんかをしたりして、結局は
関係が破綻してしまいがちだと思うのに。
 
もっと有名になってもいい人だし、「歴史を変えた夫婦」として
映画を作る事もできたのだろうけど、結局は弁護士に、裁判官に
伝えたい事は?と問われた リチャードが「妻を愛している」とだけ
言うシーンに、この映画の言いたい事が表されている気がします。

それにしても、「混血児を作り出す事が罪」とか、「神の意思に
反している」とか、「鳥でさえ鳥とつがうのに」とか、黒人と
白人は肌の色は違っても同じ人間・・って言う考えが全くなくて、
それを当然の事として受け止めている当時の考え方に驚くし、
なんか気分悪かった・・・。

けど、折角法律が改正されたのに、堂々と新しい家で暮らせたのが
たった7年だなんて、悲しすぎます。 
ラビング家にとっては、この上なく幸せな7年だったかもしれないけど。