アカデミー賞で何らかの賞を受賞した作品は極力観たいと
思っておりますが、公開が1か月も早まるって凄いよね(笑)。

ムーンライトムーンライト
監督:バリー・ジェンキンス
出演:トレバンテ・ローズ、アッシュトン・サンダース
【あらすじ】
名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校では“オカマ”とからかわれ、いじめっ子たちから標的にされる日々。その言葉の意味すらわからないシャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れることに・・・。世界が震えた感動作!マイアミを舞台に、自分の居場所とアイデンティティを探す、ある少年の成長を3つの時代構成で描く。

★第89回アカデミー賞<作品賞><脚色賞><助演男優賞>受賞


まあ、アカデミー賞を獲らなくても観に来ていたと思いますが
受賞作品は「ふーん、こういう作品が受賞するんだ」
っていう観かたになっちゃいますね、どうしても。

アカデミー賞の作品賞を受賞したからといって、私が面白いと
思うとは限らない、むしろそうじゃない場合の方が多い
という事は、さすがに実感してきてますので(笑)。




 
観る前はもっと概念的な作品なのかな、と思っていたのですが、
思ったよりも素直な作品なんだな、というのが第一印象です。 

子ども、少年、青年と成長に従ってシャロン役を3人の俳優が
演じ分けていらっしゃいます。
子ども時代は別としても、少年/青年は同じ方がやってやれない
事はないんじゃないかと思います、今の特殊メイクや
撮影技術をもってすれば。
別の俳優さんだからこそ、思い切り体格の違う人が演じる事で
過ぎた時間を想像したりすることが出来る。
なのに(演じているのは別人なのに )あの、ちょっとはにかんだ
目なんて、すごく通じるものがあって驚いてしまう。 

麻薬に溺れる母親には愛されず、信頼できた大人は母親に
麻薬を売っている売人の元締めで、結局自分も麻薬の売人に
なってしまうシャロン。
でも何でだか、堕落したとか、堕ちたという印象は私には
無かったのですよね。

ケヴィンや、母親とどういう関係を続けて行くのかまでは
細かく描かれていなかったけど、少なくとも過去は少し
乗り越えられたような気がしますね。

タイトルの「MOON LIGHT」の意味も序盤に説明があったけど
その事を改めて思いだすエンディングが印象的でした。
万人受けする作品じゃないかもしれないけど、私は嫌いじゃない。
私は「LA LA LAND」よりは好みだったかな。