本当は週末観たかった1本です。
次の週末は名古屋に居ないし、観たい映画も溜まって来たので
仕事帰りに観に行く事にしました。

LIONLION/ライオン 〜25年目のただいま〜」 
監督:ガース・デイヴィス
出演:デヴ・パテル、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマン
【あらすじ】
オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子にだされたのだ。成人し、自分が幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。サルーが抱えた心の大きな穴は、彼を飲みこまんとするほど増大し、遂に彼は決意する。



とはいえ、天気のせいもあって今日は午前から頭痛が続き
頭痛薬を飲んでも、追加してもスッキリしなくて、ほんとは
映画館に寄らずに帰ってしまいたかった(笑)。



 
この作品を観たいと思った理由の一つが、実話の映画化だという事。
25年間の、インド〜オーストラリアにまたがる壮大な「迷子」の話
だなんて、それだけでも興味ありますから。

インドでは行方不明になる子供が年間8万人もいるとか。
何でそんな事が起きちゃうの?と思っていたのですが、確かに
サルーが“迷子”になってしまったのは、あり得る話だわ・・と思うし
どうやら人身売買っぽい事も行われていそうで、話はますます
複雑なんでしょうね。

それにしても、カルカッタに到着した時の「一人ぼっち感」が
思う存分醸し出された映像は、かなりの迫力があります。
よくぞ生き抜いた、と思わず言ってしまいたくなりますし、
サルーの生命力を上手く描いているようにも思います。

主演の少年の演技(あの目がいいよね)も素晴らしいですね。
5歳だという事ですから、すごい演技力。
デヴ・パテルは何作も観ていますけど、私にとっては
「マリー・ゴールドホテルで会いましょう」の陽気な青年の
イメージが強かったので、めっちゃマッチョになっていて
(役作りでああいう体にしたそうですが)知的な青年になっていて
とても素敵でした。

しかし、欧米には自分の子どもを産もうと思えば埋めるのに
敢えて世の中のために、養子を迎え入れようと考えている人が
居るんだなぁ(ハリウッドスターもそういう人居ますけどね)
と思うと、考え方の違いの大きさに驚いちゃいますけど、
そういう人が居るからこそ、サルーは生き延び、25年も
掛かってしまったけど、家に帰る事ができたんですよね。
そして、オーストラリアに居ながらGoogle Earthでインドにある
生家を探すっていう発想も、さすが“今ならでは”のお話です。

タイトルの「LION」の意味がエンドロールで分かった時には
ああ、なるほどねぇ、と膝を打つ思いでした。
グドゥの生涯を知ると切なくなりますが、今でもサルーは
オーストラリアとインドを行き来しているとの事で、
観終わって幸せな気持ちになれたのでした。