仕事も落ち着いてきたので、今日は午後から半日有給GET。
13時になったら猛ダッシュで職場離脱。

汚れたミルク汚れたミルク/あるセールスマンの告発
監督:ダニス・タノヴィッチ
出演:イムラン・ハシュミ、ギータンジャリ、ダニー・ヒューストン
【あらすじ】 
1997年、あるグローバル企業が、パキスタンで粉ミルクを強引に販売したことによって、不衛生な水で溶かした粉ミルクを飲んだ乳幼児が死亡する事件が発生した。セールスマンのアヤンは、自らが販売した商品が子どもたちの命を奪っている事に気づき、世界最大企業を訴えようとする。アヤンの前に立ちはだかる、途方もなく巨大な権力の壁。しかし、男は人生の全てを投げうって立ち向かう。パキスタンで実際に起こった事件を基にした隠された真実の物語。


実話好きですから、前から興味があった1本です。
開映ギリギリに間に合いました♪

 
 
「スノーデン」を観た時にも思いましたが、告発する人が
どれだけのリスクを負わなければならないんだろう・・と思います。
どちらも祖国を捨てるような形になってしまった。

ただ「スノーデン」は、政府がやっている事に私も明らかに
おかしいと思うので、全面的に同意できたんですが、こちらの
「汚れたミルク」に関しては、ちょっと複雑だな、とも思いました。

その会社が作った粉ミルクに有害物質が入っていた訳じゃない。
使用者側がミルクを作るのに不適切な、不衛生な水を使ったから
下痢を引き起こし、脱水を起こしたり、勿体ないからと使用量を
減らした薄いミルクを作ったせいで、栄養不良を起こした訳ですよね。
確かに企業は、そういう事実を把握していたのであれば、消費者に
注意喚起をするなど、すべきではあったと思います。
でも、そこまで?という気持ちも無くはない。

恐らく、賄賂を使って医者を抱え込み、不適切な使用がされて
いても知らんぷりで売り続けたのでしょうが、企業だけでなく
欧米信仰(欧米の製品に対する憧れ)など、きちんと伝えて
こなかったメディアや社会にも責任はあるはずですし、
母乳が出なくて困っているお母さんも居るでしょうから、
粉ミルク全部を否定するのもどうかと思います。

ただ、家族の安全を優先しようとした主人公に対して、奥さんが
「誰の子でも大事」「信念を貫こうとしない夫は尊敬できない」と
言い放つところが、カッコ良かったです。
ただ、彼女の心細さも描かれていましたので、きれいごとではない
んだよな、とも思わされました。

映画としては、映画が出来上がるまでの過程そのものが映画に
なっているという面白い造りだな、と思いました。
でも、前半で企業名を出しちゃってるよね?大丈夫なんだろうか
と心配になっちゃいましたよ(笑)。