遠征などが続いていて、映画が観れていなかったので
今日は映画へ。

パーソナル・ショッパーパーソナル・ショッパー
監督:オリヴィエ・アサイヤス
出演:クリステン・スチュワート、ラース・アイディンガー
【あらすじ】
忙しいセレブに代わり服やアクセサリーを買い付ける“パーソナル・ショッパー”としてパリで働くモウリーンは、数カ月前に最愛の双子の兄を亡くし、悲しみから立ち直れずにいた。なんとか前を向き歩いていこうとしているモウリーンに、ある日、携帯に見知らぬ人物から奇妙なメッセージが届き始め、不可解な出来事が次々と起こる―。オリヴィエ・アサイヤス監督がクリステン・スチュワートと再びコンビを組み、ファッション業界を舞台に挑んだ衝撃の心理ミステリー。


予告も観ていないんですが、フライヤーのイメージに加えて
“パーソナル・ショッパー”という職業への興味と、解説をみると
「心理ミステリー」とのことだったので、見てみる事にしました。
歯医者の帰りにPARCOに寄るのは便利ですから。
(逆にこういう機会でもないと、PARCOは不便なので)




映画はいつも、行き当たりばったりで観ているので、事前に予習を
したりなんかしませんが、たまたま開映まで時間があったので
ネットを観てみると「思ったのと違う内容だった」という
書き込みばっかり。おおぅ、そうなのか。そういう映画なのか。
と少し心構えをしてから開映に臨みました。

それが良かったのか、衝撃が少なかった(爆)。

うん、こういう内容は期待していなかったというか、この解説を
どう読んだら、この内容が想像できますかね?
チラシのビジュアルから受けるイメージとは清々しいほど違う(笑)。
こんなスピリチュアルな内容だとはねー。
この主人公が“霊媒師”だなんて、どこにも書いてないじゃん(笑)。

まあ、心構えをしていたので「ああ、こういう事ね」と比較的
ポジティブに受け止めたので、面白くなかったという訳じゃない
ですけど、もう少し「パーソナル・ショッパー」という仕事とか
じっくり観てみたかったですね。
雇い主から白紙の小切手を渡されて、シャネルやカルティエに
顔パスで、お金の心配をせずに買い物ができるなんて
自分のモノではない虚しさはあっても、ちょっとやってみたい。

「ルイスってどんな人なのかな」と思ったら、終盤にボーっと
コップを持つ男性の顔が映ってて、ちょっと笑えた(笑)。
でも、ルイスの存在にも、コップが割れるというサインにも
気付かないモウリーンは霊媒師としてはどうなんでしょう(爆)。
そして「霊」的なものが通ると、ちゃんと自動ドアが反応して
開くんだな、自動ドアのセンサーは「霊」的なものの何に反応して
ドアを開けてるんだろうな、重さじゃないし、形が無いんだから
光や超音波を遮る事もないから、どうセンサーが反応すんのよと
一人で突っ込み、軽く吹きました(笑)。

サイコホラーみたいなシーンもあり、サスペンスの要素もあり
(殺人という面と、モウリーンの心理面でのサスペンスと両方)
スピリチュァルな内容もあって、パリのファッション界も多少は
描かれていて、なんだか地味に盛りだくさんな映画でございました。