最近は土日に観劇が入っていたり、予定していたのに
出掛けられなくなったり・・で、映画館から足が遠のいており
観たい作品が全く消化できていませんでした。
であれば、残業の殆どない今の時期、仕事帰りだ!

君はひとりじゃない君は ひとり じゃない
監督・脚本:マウゴシュカ・シュモフスカ
出演:ヤヌシュ・ガヨス、マヤ・オスタシェフスカ、ユスティナ・スワラ ほか
【あらすじ】
父親のヤヌシュ(ヤヌシュ・ガヨス)とその娘オルガ(ユスティナ・スワラ)は母親を亡くし、2人で暮らしている。検察官であるヤヌシュは妻の死後、事件現場で人の死体をみても何も感じなくなっていた。一方、オルガは心を閉ざし、摂食障害を患っていた。母親を失った今、ヤヌシュはそんな娘にどう接して良いか分からず2人の溝は深まっていた。日々痩せ細っていくオルガを見かねたヤヌシュは彼女を精神病院へ入院させる。そこでリハビリを担当しているのはセラピストのアンナ(マヤ・オスタシェフスカ)。思慮深いアンナは発声練習や感情を出させる練習を積極的に取り入れ、同じ病を患う女の子たちの治療にあたっていた。ヤヌシュは相変わらず凄惨な事件現場でも冷静に分析をする。女子トイレに新生児が産み捨てられた現場をみたすぐあとにも食事をとり、部下からも怪訝な目で見られてしまう。そんなヤヌシュは、オルガと対照的に太っていくのであった。


これはポーランドの映画とか。内容も全く理解しておらず
フライヤーだけで選んだ、って感じなんですが(笑)。



あー・・・ちょっと想像と違う部分があったかなぁ。
これもスピリチュアル系の映画でしたかぁ・・・と思って観ていて
ラストに「おおっ」と思わされた、っていう感じでしょうか。

私自身はスピリチュアル系の話題には興味がない方なんですけど
世界全体で観ると、霊媒師って一般的に身近な存在なんでしょうか。
あんなに「交信している」事をポジティブに受け止めている人が
多いんですねーという事に驚きました。
そして「霊」というものの概念は洋の東西を問わず同じなんだな
というのが新鮮でした。

とはいえ、そういった死者との交流が話の芯じゃない、
というのがちょっと面白いかも。
最後のシーンの娘の笑顔と、それを受けた父親の表情が
心が通った事を表していて、素晴らしいシーンだと思いましたが
結局、あれは母親の霊によるものではないんですよね。
もしかしたら、ああいう結果を狙って、母の霊が意図的にあの場に
出現しなかったという事なのかもしれないけど、結局困難を乗り切る
のは自分自身でしかないし、まさに邦題の通り「君は一人じゃない」
という事が相手に伝わる事が大切なんだ、という事ですよね。
うん、めっちゃネタバレ系の邦題ですが、悪くない気がする。

ちょっと不思議な作品だったなーと思います。

しかし・・・土葬してから6年も経って「ご遺体の確認」とか
エグいなぁ。まあ土葬だからこそ、身に着けているもので
確認ができるんでしょうけどね。