直前のイベントですが、私の参加する次の回の開場が14:30だった為
いくらなんでも、それまでには終了するだろう、それならば
ギリギリでも芸劇に間に合うはず!と思ってチケットを取っていた
のですが、終了が14:30、品川発は14:45。間に合う訳ないじゃん・・。

朗読「東京」朗読「東京」東京芸術劇場 シアターウェスト B列
演出:長部聡介
出演:渡辺いっけい 中村まこと
朗読作品:黒井千次 著 「たまらん坂」
【あらすじ】
国立から国分寺へと続く街道途中にある「たまらん坂」を登って家に帰る男の物語。「堪らん坂」なのか「多摩蘭坂」なのか坂の名前の拘りが芽生え、調べ始めるのだが・・。




朗読そのものは1時間弱と聞いていたので、20分遅刻したら
半分近く聞けないんだよね。なんか・・・テンション下がる・・
ゆっくりお茶でもして、帰っちゃう?と誘惑に駆られましたが
前方のセンターブロック、空席にするのも申し訳なくて
遅刻をして、参加です。

すると劇場の中には賑やかな音楽が流れ、笑い声なども
聞こえています。ん?どんなお話なんだ?






確かに序盤はまるっと聞き逃しましたが、何とかお話自体は
理解が出来る程度は聞けたと思います。

父親が、息子が聴いていたRCサクセションの「多摩蘭坂」を聞き、
その坂道の名前の由来が気になってしまうんですよね。
「落ち武者が「溜らん」と言いながら、その坂を登っていった」
という記事をどこかで読んだ・・という息子の言葉から、
自分自身を落ち武者と重ねあわせ、その坂の名前の由来を
一生懸命探り出す。

でも・・結局その坂は比較的新しいもので、落ち武者ではなく
学生が「堪らん」と言ったのが由来らしい・・と、調べれば
調べるほど自分の思い描いていた由来とはかけ離れていく・・
という。
この朗読劇のシリーズの中では一番、近代が舞台なんだそうですが
昭和感が溢れるお話でした。

朗読されたのは、渡辺いっけいさんと中村まことさん。
お二人とも何度も舞台で拝見した、素敵な俳優さんです。
いっけいさんは、「掛け合いのような朗読だとやりやすいけど
一人語りみたいなものが長いから、難しい」とおっしゃっていて、
なるほどねぇ、そんなものか、と。
「できるだけ、くたびれた感じの人をキャスティングした」
なんて言われていましたが(笑)、やはり舞台俳優なので
声を張ってしまうんですよね・・ともおっしゃっていました。

大きな起承転結のあるお話ではないんだと思います。
なので、私は「面白い」と思って読めるかな、この作品。
でも、役者さんが読んでくれることによって、感情の動きが
理解しやすく、面白く聴くことが出来ました。
まことさんの「たまらんっ!」という絶叫は笑いましたし(笑)。

で、朗読が終わった後10分の休憩があって、トーク。
役者さん2人、原作者の黒井千次さん、演出の長部聡介さん
(原作者の黒井さんの御子息だそうです)、進行役の泉麻人さん
以上4名がご登壇。
ゆるゆるといろんなお話をされていました。
ただ、お話の内容がブレブレなのですよね(笑)。
個人的には、朗読する人の話だとか、演出についてだとか
そういう演劇的なお話が聞きたかったのですが(そういう
話も、もちろんありましたが)、ブラタモリ的な話が多くて
「あの坂はこういう由来だ」とか、そういう話も多くてね(笑)。
そういう話があっても構わないのですが、色々と話が飛ぶので
何の為にトークを設定しているのかしらね〜とは思いました。

事前に劇場に終演時間を電話で確認していたのですが、その際は
「10分の休憩込で1時間40分」と言われていたんです。
であれば、帰りのバスにも間に合う!と思って安心していた
のですが、16:45(1時間45分)過ぎても、何だか話が終わる
気配がない。
17:30東京駅発のバスに乗らないと帰宅できないので
申し訳ないのですが、16:50頃に会場を出させて頂きました。
遅れてくるわ、早く帰るわで、本当に申し訳なかったです。
(でも、ちゃんと調べたんだよ、その上で、行けると
思ったんですよぉ〜)

その後、また5時間半かけて高速バスで名古屋に戻りました。
往復約12時間ぐらいの移動時間で、滞在時間が5時間(爆)。
バカだよね〜。でも達成感あったわ〜(笑)。