遠征最終日は歌舞伎座にお籠り予定。
まずはこちらから。

八月納涼歌舞伎「八月納涼歌舞伎 一部」歌舞伎座 3階6列
11:00開演、13:25終演
一、刺青奇偶
二、上 玉兎
  下 団子売







納涼歌舞伎は3部が一番観たくて、他は諦めようかな・・と
思ったのですが、勘太郎君が出ると聞いて、延泊決定(笑)。

終演後、3階から下に降りようとしたところ、前田愛ちゃんに
手を引かれた哲之クンとバッタリ。
お客さん皆が「わ〜」って彼に手を振っていましたけど、
ヤンチャな感じの表情で、子供っぽくて可愛かったです。

感想は追記にて。







一、刺青奇偶(いれずみちょうはん)
 半太郎・・・中車
 お仲・・・七之助
 赤っぱの猪太郎・・・亀鶴
 従弟太郎吉・・・萬太郎
 半太郎母おさく・・・梅花
 半太郎父喜兵衛・・・錦吾
 荒木田の熊介・・・猿弥
 鮫の政五郎・・・染五郎

この演目、観たことがあったよ、絶対に何かで観てるよ・・
と思ったら、シネマ歌舞伎で勘三郎さんと玉三郎さんの
組合せを観ていました。ただ、舞台として観るのは初めて。

いやー・・話の流れは知っているのに、泣きました。
病に倒れたお仲が半太郎の腕に刺青をいれ、その刺青を見て
驚く半太郎に「怒らないでね」って泣きながらすがるお仲が
切なくて、泣けちゃったのですよ。

中村屋の兄弟は大好きなんですけど、最近舞台を観て「おお!」
と思うのは七之助さんが多いんです。
最初は本当にスレて可愛げがなくて・・っていう女で、
それもすごく良かったのですけど、その後、自分を純粋に
助けてくれた半太郎にすがる姿との差も良かったんだよなー。
終盤は半太郎だけで、お仲の出番はないのだけど、それでも
「ああ、お仲さんはどうなったんだろう」って存在を感じさせてね。
演出が玉三郎さんという事もあってか、七之助さんがとても
玉三郎さんに寄ってるな、という印象も受けました。

中車さんもこういう役をさせたら本当にお上手ですよね。
ただ・・・、お仲はお金の心配をしていたのではなく
「博打をやめてほしい」って思って、刺青を入れたんでしょ。
いくら大金を得て、送ってあげたい・・という半太郎の想い
があっても、それを博打で手に入れたって知ったら、安心して
旅立てないじゃん、そんな事も分かんないのかよ!と
半太郎に対して、毒づきたくなっちゃいましたけどね(笑)。

そして、いい所で出てくる鮫の政五郎を演じるのは染五郎さん。
ほんと、いろんな役が出来る方ですよね。
キリっとした姿が素敵でございました。




二、  上 玉兎(たまうさぎ)
    下 団子売(だんごうり)
〈玉兎〉
 玉兎・・・勘太郎

一部を観たい、と思った理由の一つが勘太郎君です。
この演目は、テレビのドキュメントで踊っている所が取り上げ
られていましたので、何となく知っていたのですが、
今回観て、勘太郎君の成長を感じました。

踊りがしっかりしている。
止めるときは止める、手や足を動かすのも、その意味を考えて
ちゃんと動かしている、というのが分かるような所作。
ちゃんと自分の意思で踊っている、という事が分かります。
テレビで観た時も可愛かったけど、振りを間違えないように・・とか
そういうレベルで心配していた気がしますから、すごい進歩。
今後も楽しみです。


〈団子売〉
 お福・・・猿之助
 杵造・・・勘九郎

こちらは初見ですね、子孫繁栄を願う、風俗舞踊とか。
臼をゴロゴロと転がしてそこで餅ををつき、団子を作る
(って所が子作りのオマージュだそうだ)
という踊りですね。

仲の良さそうな二人が団子をついて、楽しげに踊る。
猿之助さんも勘九郎さんも、何だか余裕を感じる踊りで
思わずこちらもニコニコしてしまう感じです。
私に舞踊の細かいことは分かりませんが、何だか楽しそう、
ハッピーな感じがする踊りでした。