今回の遠征はこの為に組んだようなものです。
「薔薇とサムライ」も「蒼の乱」も初日やプレビュー初日から
観ているので、今回も初日から来るんだ!と決めていました♪
「修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極」初日
IHIステージアラウンド東京4列
18:00開演 21:50終演
作:中島かずき 演出:いのうえひでのり
出演;天海祐希、福士誠治、竜星涼、清水くるみ、右近健一、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、吉田メタル、保坂エマ、川原正嗣、三宅弘城、山本亨、梶原善、古田新太 他
【あらすじ】
【あらすじ】
関東荒野に現れた一人の美女、渡り遊女の極楽太夫(天海祐希)。だが彼女こそは、かつて織田信長に最も信用され愛された凄腕の狙撃手だった。関東では髑髏の仮面で素顔を隠した天魔王(古田新太)が率いる関東髑髏党を名乗る軍団が難攻不落の髑髏城を築城、豊臣秀吉の天下統一を阻まんと関東に覇を唱えその勢力を広げていた。その髑髏党に追われる熊木衆の少女・沙霧(清水くるみ)を行きがかりで助けた極楽は、関八州荒武者隊の頭目である兵庫(福士誠治)の口利きで無界の里に身を寄せる。この無界では、一番人気の若衆太夫・夢三郎(竜星涼)がこの里を盛り立てていた。そこで極楽を待っていたのは狸穴二郎衛門(山本亨)と名乗る浪人だが、その実の姿は徳川家康。彼は極楽に天魔王暗殺を依頼する。彼は信長を通じて極楽とも親しい仲だったのだ。だが、彼女に狙われていることを知った天魔王は自ら極楽の前に現れその仮面を取る。極楽が銃口を向けたとき、天魔王は意外な真実を告げた。修羅の道を行く女と天魔の世を作らんとする男。二人の奇しき縁の歯車が再び回り出す…。
「髑髏城の七人」をタイトルに冠しているだけあって、
捨之介も蘭兵衛も居ないけど、確かに「髑髏城の七人」だったなあ
とも思うし、聞いていた通り新作でもあったな、と思います。
あと何回観るんだ、ワタシ・・って感じなので、全体のザックリした感想を。
でも、書くことが多すぎるから、とりとめがなくなってしまって、
酷い雑文になっちゃった・・・(涙)。
あと何回観るんだ、ワタシ・・って感じなので、全体のザックリした感想を。
でも、書くことが多すぎるから、とりとめがなくなってしまって、
酷い雑文になっちゃった・・・(涙)。
かつて織田信長に仕えていた部下が天魔王となり天下統一を目論見、
同じく信長に仕えていた者が天魔王を倒さんと、仲間と7人で髑髏城へ向かう
という、大雑把過ぎるストーリーの主軸は今までの髑髏城と同じです。
そこが「髑髏城の七人」の名前を冠している所以でしょう。
兵庫、狸穴二郎衛門、沙霧、三五は同じ。贋鉄斎及びカンテツはアオドクロと同じ。
ぜん三は名前は違うけど磯平と同じですね。新キャラに清十郎、夢三郎。
極楽大夫は同じだけど、設定が全く違う・・という。
ここが新作と言われる所以、かな。
極楽大夫は過去に織田信長の手下として働いていた事もあり、
その時の縁で家康から天魔王の狙撃を頼まれる。
無界の里に流れたのも、そこで家康と会ったのも実は計算ずく。
かなりの序盤で狸穴二郎衛門が家康だと明かしてしまうのですよね。
今までの狸穴二郎衛門は多少得体の知れない感じはあっても、善人らしさ
を感じていたけど、かなり今回は曲者臭がプンプンしており、それが
終盤に生きてくる感じ。
今までの捨之助は強い信念があって、天魔王に立ち向かっていたけど
今回の極楽大夫は、惑い、悩み・・という所が大きな違いかな。
最初に天魔王を狙ったのも家康から仕事として依頼されたから。
自分が信長だと思っていたのは、影武者だったと言われ家康を信じ
られなくなり、このまま天魔王につくべきか悩む・・。
カッコいい天海祐希を観たい、と思う人には(私もだけど)少し
物足りなさを感じるかもしれないな、と思うのはココかな。
太夫だから華やかな姿が観られる♪と思ったけど、1シーンだけだったし
しかもすぐ着替えちゃったしね。
あと、極楽大夫が「狙撃の名手」という設定上、殺陣は少なめで、
古田さんの殺陣も少なめ。イギリス艦隊を呼び込もうとするエピソードも無く
ちょっと天魔王の登場シーンそのものが少なめですね・・というのが
物足りないな、と思ったところ、その2。
今までの見所だった「百人斬」は当然ないよね・・と諦めていたけど
三宅さんの身体能力が発揮されたシーン、ちゃんとあって嬉しかった♪
ヒーリーズで戦う懐かしいシーンが観られたりもしましたし。
まあ天海さんのカッコ良さや殺陣の少なさは「欲を言えば」レベルで
不満に思う程でもないのですが、必然性が感じられなかったのが
夢三郎が女装して若衆太夫だったところ。それ、必要ですか?と。
父親である天魔王に認められたく、天魔王の手足となって無界という
情報収集の場を作った事は認めるけど、蘭兵衛のような位置づけでも
良かったのではないのかしらねぇ・・と。
ぶっちゃけ、夢三郎の出で立ちが「キレイ」とは思えなかったので
(近くで観られた功罪ですね)余計にそう感じちゃったのでしょうが。
恋愛要素は殆どなくて、極楽大夫と清十郎が最後に少しいい雰囲気に
なった感じで、ああ、兵庫とは結ばれないのね、と(笑)。
考えてみれば、スナイパーの極楽大夫と、家康に仕える忍びでは、似ている
所もあるでしょうから、兵庫と結ばれるよりも自然ですよね。
今までとは違って、兵庫と一緒に過ごした時間も短い訳だから。
今回は役者として川原さんがご出演だったり、ミュージカルのオマージュ
があったり、「生着替え中」なんて立札を出したり、「3-D上映中」
なんて映像が出ていたり・・と、今までの新感線らしさもあって、
懐かしい感じもしましたね。
あと、初めて「髑髏城の七人」を観たときに7人が1列に並んで
シルエットが浮かび上がるシーンが美しく、このシーンで終わればいいのに
と思った事を思い出しました(今はそうは思わないけど)。
そんな気持ちが叶えられたエンディングで、
「浮世の義理も、昔の縁も、三途の川に捨之介」と見栄を切るシーンもあって
シリーズの完結らしい最後だったと思います。
今までは7人は分かれてそれぞれの道を進みます。
でもこの作品では、家康から「天魔王の狙撃という依頼に対する報酬」として
金を授かり、沙霧が建築の知識を活かして、ぜん三はそこでの食糧を百姓
として供給する事を約束し、皆で「本当に自由な救いの里となる無界の里を
再建しよう」と団結して終わり、ハッピーエンド感は高めでした。
IHIステージアラウンド東京での公演の目玉の一つは、エンディングだと
思っていて、今回もそれを楽しみにしていたんですが、ちょっと今までの
花鳥風月シリーズとは違いましたね。
カーテンコール自体は通常の新感線公演と同じ。でもそのカテコの前に
極楽大夫だけが舞台のセンター(回転しない部分)に立ち、背景だけが
グルグル回っていくのだけど、まるで極楽大夫の頭の中で、思い出が
走馬灯のように流れていく、っていう感じですね。
4列目ど真ん中だったので、その間中、天海さんをガン観出来たのは
眼福でございました♪
今までの髑髏城を知っているからこそ、「えぇぇー」って思ったり
「なるほどねぇ」と思ったり。
全く真っ新な状態で観たら、また印象が違ったんだろうなぁとは思います。
むしろ、素直に観られていなかったんじゃないかな、と思うんですよね。
次は(当選すればですが)ライブビューイングで観る予定。
一度観てるから、ガツガツせずに観られるので(笑)、次にどんな印象を
持つのか、自分でも楽しみです。
細かい話や、役者さんなどについてはまた2度目以降の観劇の後にでも。
同じく信長に仕えていた者が天魔王を倒さんと、仲間と7人で髑髏城へ向かう
という、大雑把過ぎるストーリーの主軸は今までの髑髏城と同じです。
そこが「髑髏城の七人」の名前を冠している所以でしょう。
兵庫、狸穴二郎衛門、沙霧、三五は同じ。贋鉄斎及びカンテツはアオドクロと同じ。
ぜん三は名前は違うけど磯平と同じですね。新キャラに清十郎、夢三郎。
極楽大夫は同じだけど、設定が全く違う・・という。
ここが新作と言われる所以、かな。
極楽大夫は過去に織田信長の手下として働いていた事もあり、
その時の縁で家康から天魔王の狙撃を頼まれる。
無界の里に流れたのも、そこで家康と会ったのも実は計算ずく。
かなりの序盤で狸穴二郎衛門が家康だと明かしてしまうのですよね。
今までの狸穴二郎衛門は多少得体の知れない感じはあっても、善人らしさ
を感じていたけど、かなり今回は曲者臭がプンプンしており、それが
終盤に生きてくる感じ。
今までの捨之助は強い信念があって、天魔王に立ち向かっていたけど
今回の極楽大夫は、惑い、悩み・・という所が大きな違いかな。
最初に天魔王を狙ったのも家康から仕事として依頼されたから。
自分が信長だと思っていたのは、影武者だったと言われ家康を信じ
られなくなり、このまま天魔王につくべきか悩む・・。
カッコいい天海祐希を観たい、と思う人には(私もだけど)少し
物足りなさを感じるかもしれないな、と思うのはココかな。
太夫だから華やかな姿が観られる♪と思ったけど、1シーンだけだったし
しかもすぐ着替えちゃったしね。
あと、極楽大夫が「狙撃の名手」という設定上、殺陣は少なめで、
古田さんの殺陣も少なめ。イギリス艦隊を呼び込もうとするエピソードも無く
ちょっと天魔王の登場シーンそのものが少なめですね・・というのが
物足りないな、と思ったところ、その2。
今までの見所だった「百人斬」は当然ないよね・・と諦めていたけど
三宅さんの身体能力が発揮されたシーン、ちゃんとあって嬉しかった♪
ヒーリーズで戦う懐かしいシーンが観られたりもしましたし。
まあ天海さんのカッコ良さや殺陣の少なさは「欲を言えば」レベルで
不満に思う程でもないのですが、必然性が感じられなかったのが
夢三郎が女装して若衆太夫だったところ。それ、必要ですか?と。
父親である天魔王に認められたく、天魔王の手足となって無界という
情報収集の場を作った事は認めるけど、蘭兵衛のような位置づけでも
良かったのではないのかしらねぇ・・と。
ぶっちゃけ、夢三郎の出で立ちが「キレイ」とは思えなかったので
(近くで観られた功罪ですね)余計にそう感じちゃったのでしょうが。
恋愛要素は殆どなくて、極楽大夫と清十郎が最後に少しいい雰囲気に
なった感じで、ああ、兵庫とは結ばれないのね、と(笑)。
考えてみれば、スナイパーの極楽大夫と、家康に仕える忍びでは、似ている
所もあるでしょうから、兵庫と結ばれるよりも自然ですよね。
今までとは違って、兵庫と一緒に過ごした時間も短い訳だから。
今回は役者として川原さんがご出演だったり、ミュージカルのオマージュ
があったり、「生着替え中」なんて立札を出したり、「3-D上映中」
なんて映像が出ていたり・・と、今までの新感線らしさもあって、
懐かしい感じもしましたね。
あと、初めて「髑髏城の七人」を観たときに7人が1列に並んで
シルエットが浮かび上がるシーンが美しく、このシーンで終わればいいのに
と思った事を思い出しました(今はそうは思わないけど)。
そんな気持ちが叶えられたエンディングで、
「浮世の義理も、昔の縁も、三途の川に捨之介」と見栄を切るシーンもあって
シリーズの完結らしい最後だったと思います。
今までは7人は分かれてそれぞれの道を進みます。
でもこの作品では、家康から「天魔王の狙撃という依頼に対する報酬」として
金を授かり、沙霧が建築の知識を活かして、ぜん三はそこでの食糧を百姓
として供給する事を約束し、皆で「本当に自由な救いの里となる無界の里を
再建しよう」と団結して終わり、ハッピーエンド感は高めでした。
IHIステージアラウンド東京での公演の目玉の一つは、エンディングだと
思っていて、今回もそれを楽しみにしていたんですが、ちょっと今までの
花鳥風月シリーズとは違いましたね。
カーテンコール自体は通常の新感線公演と同じ。でもそのカテコの前に
極楽大夫だけが舞台のセンター(回転しない部分)に立ち、背景だけが
グルグル回っていくのだけど、まるで極楽大夫の頭の中で、思い出が
走馬灯のように流れていく、っていう感じですね。
4列目ど真ん中だったので、その間中、天海さんをガン観出来たのは
眼福でございました♪
今までの髑髏城を知っているからこそ、「えぇぇー」って思ったり
「なるほどねぇ」と思ったり。
全く真っ新な状態で観たら、また印象が違ったんだろうなぁとは思います。
むしろ、素直に観られていなかったんじゃないかな、と思うんですよね。
次は(当選すればですが)ライブビューイングで観る予定。
一度観てるから、ガツガツせずに観られるので(笑)、次にどんな印象を
持つのか、自分でも楽しみです。
細かい話や、役者さんなどについてはまた2度目以降の観劇の後にでも。
もうご覧になったんですね。早い!
私は今週末に行きます。
先行で取った席が悪いので、よく観えるか不安ですが…。