この作品の事を聞いた時は「へぇ、続編があるんだ」と
思いましたけど、やっぱり観に行っちゃいました。

マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴーマンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー
監督オル・パーカー
出演:メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド
【あらすじ】
どこまでも青く輝くエーゲ海に浮かぶ、ギリシャのカロカイリ島。母のドナとの夢だったホテルを、ついに完成させたソフィは、オープニングパーティを開く。すると、その最中にソフィの妊娠が発覚!だが、愛するスカイとは、将来を巡って気持ちが行き違い、かつてない危機を迎えていた。ソフィは思わず、若き日の母と自分を重ねる−。ママは私を身ごもった時、どんな気持ちだった?3人のパパたちとはどうやって出会って、なぜ別れたの?時は1979年、大学を卒業したドナは、広い世界へと羽ばたく。まずはパリに降り立ったドナは、若き日のハリーと出会うが、それは一生分のドラマティックな恋の始まりに過ぎなかった−《アメリカ》


前作も観ていて、大したストーリーではないものの(曲ありきなので
致し方ないところもあります)音楽とキャストの良さから、思わず
こちらまで笑顔になるような、ハッピー感の高い作品で好きでした。
メリル・ストリープ好きですから、これはやっぱり観ておきたくて。
月〜火は夏休みとしていましたので、朝の9時前、隣のビルには
出勤中の会社員がエレベーター前で行列を作っているのを横目に
映画館へ向かいました。






「2009年の‘マンマ・ミーア!’の続編」で、メリルが演じたドナの
若い頃を振り返るストーリーらしい、と言う事しか知らなかったので
まさかドナが亡くなった1年後の話とは思っておらず、って事は
お目当てのメリル・ストリープは殆ど出ないのですか?
3人の父親のうち1名しかパーティーに来られないのですか?と
驚くというか、「あらら」感が結構強かったです(笑)。

全体のストーリーは想像していた通り、ドナがソフィを出産するまでの
スピンオフ的な作品です。
若き頃のドナを演じたリリー・ジェームズは、はち切れんばかりの若さと
メリルが演じたドナを髣髴とされる演技で良かったのですが、それより
若き頃のロージーを演じたアレクサ・デイビーズは雰囲気も似ていたし、
何より同じく若き頃のターニャを演じたジェシカ・キーナン・ウィンが
もうソックリすぎて驚いたわ〜(笑)。

1作目同様、ストーリーは大したことない(繰り返しになりますが、
これは致し方ないとは思う)というか、薄っぺらいというか、
ものすごいご都合主義だとは思いますよ。
嵐の件も、港に昔助けた漁師が居た事も。
そもそも若い頃のドナが、あんなに早い段階でつわりが来るとか
ちょっと早すぎませんか?とも思いますしね(笑)。
1作目を観ていないと、伝わりにくい事も多いと思いますし。

とはいえ、洗礼式でドナとソフィがデュエットする曲は本当に素敵で
不覚にもこのシーンで泣いてしまった私(^^ゞ。

でも、みんなで楽しく歌い踊るエンディングを観ていると、それも
許せてしまう程のハッピー感が溢れております(笑)。
この、全てをねじ伏せるようなパワーが、この作品というか、
ミュージカル映画の持つパワーなのかもしれないな、と思ったのでした。
あ、あとアップになるとアマンダ・セイフライドも、歳を取ったな
大人の女の雰囲気だな、と時の流れを感じました(笑)。