カタルシツは観れる範囲で観ていますが、期間が短い事もあり
なかなかイキウメの劇団公演ほどは観に来れていません。
今回も無理かなーと思ったのですが、タイミングが合ったので
何とか観に来ることができたのでした。

CO.JPカタルシツ演芸会「CO.JP」六本木スーパーデラックス
13:00開演、14:30終演
作×演出:前川知大×安井順平
出演:安井順平、板垣雄亮、薬丸翔、東野絢香
【内容】
イキウメの実験室、カタルシツ。落語コラボの次は、コント。
劇作家(前川知大)とコント師 JP(安井順平)が、演劇との境界をさぐる(が特に結論は出さない)寸劇集。
■霊媒師
■万引き
■インタビュー
■転校生
■手術
■ボタン家
■名探偵




六本木スーパーデラックスかあ・・えーっとこの辺りかな?と
小雨降る中、キョロキョロしていると、スタッフさんらしき
男性が1名。見覚えのある顔だったので「あれ、知り合いだっけ?」
と思って「こんにちわ」と声をかけて気づきました、この方、
劇団員の森下創さんだ(笑)。私が一方的に知っているだけでした。
舞台で観ると、すごく小柄な方なのかな?と思っていたのですが
私と同じぐらいの身長のようですね。
とてもにこやかで、腰の低い接客適性の高い方で驚きました。

会場受付ではまた「なんか知ってる」男性がもぎりを。
大窪人衛君ですね(笑)。何だか慣れてない・・っていう感じ(笑)。

ステージ上には浜田信也さんがクロークの案内などをされており
クロークのハンガー前には盛隆二さんが!他のスタッフさんも
いらっしゃいましたが、敢えて盛さんにコート渡しちゃったよね(笑)。

裏面
チラシの裏面を見ると劇団員は「働き者」となってましたよ(笑)。
何だかみなさんに「もてなされている」感が強くて、どうも
落ち着かないぞ・・と(笑)。

もともと私はあまり「お笑い」と言うものに興味がないので
お笑いのライブなどには来たこともなければ、興味もなかったんです。
ただ、私がイキウメを見始めた頃の安井順平さんはまだ
劇団員ではなく、お笑い芸人の活動をしていらっしゃったんですよね。
コントはある意味安井さんのルーツなはずですので、やっぱり
観ておきたいなーと思って。

チケット取るのに手間取ってしまい、整理番号は100番越え。
既に正面は最後列(しかも端のほう)しか空いていなくて・・(涙)。
でも最後列と言っても4列とか5列ですしね。
この日は立ち見も出ていて盛況でした。





前説は浜田さん。

役者らしいよく通る声ですが、何だか・・シャキっとしないのですよ(笑)。
途中で言うべき事(携帯電話の電源オフ)を忘れてしまったらしくて
盛さんに「言わねーなとドキドキした」と言われ「緊張して・・」と。
こういうところを見るにつけ、役者さんって凄いな、と思います。
ちなみに夜の部を観た友人も、前説は昼と同じような感じだった
と言っておりましたので、もしかしたらネタかもしれませんが(笑)。
安井さんは「まあ・・うちの劇団員はシャイなんで」とおっしゃって
いましたけど、確かにイキウメのみなさんは、そんな感じがします(笑)。

浜田さんは前説で「僕らの安井順平」と言っていて、それを聞くと
前から劇団を応援してきた私としては、ちょっと嬉しくなるよねー。
何人もの退団者(5人だったかな?)を見送って来ていますから・・・。

安井さんは「こんばんわー」と登場。えーっと、昼ですけど・・?
間違えたのか、ボケたのか・・・(^_^;)。
最初の挨拶で安井さんは「演劇とコントの境界を探って、探って
探った末、ゴリゴリのコントになってしまいました」といきなり
笑わせてくれます。


私はコントライブとかって観た事がありませんので、これが王道なのか
演劇よりなのか、は全く分かりません。
でも、「寸劇」ですよね、これ。十分「演劇」と言えると思うので
確かに「演劇とコントの境界」って難しいのかもしれません。
そういう意味では「お笑いが苦手」という私でも抵抗なく楽しめたし
「コント」となっているので、周りも遠慮なく笑っている・・という
雰囲気でした。

強面の板垣さんがオネエの霊媒師になったり、頼りない役立たずの
探偵になったり・・というギャップも面白くて、キャスティングが
上手いな・・と(笑)。

どのネタも面白かったですが、「万引き」はとても安井さんらしいな
と思いましたね。個人的に内容として一番好きだったのが「名探偵」で、
演じているのを見るのが面白かったのが「インタビュー」かなぁ。
やはり、「笑い」って「間」が大事なんだなーと改めて思いました。
コントはそれぞれに面白いんですけど、演じている方たちが普通に
演技が出来ることと、「間」がいいから笑えるんだよなって思います。

今回面白かったからと言って、お笑いに目覚めるかっていうと、
そんな事は無いんですけど(爆)、コントって演劇でいうところの
「見立て」を使ってるんだなー等と気付いたりもしましたし、
演劇との共通点も多いように感じて、あまり身構えなくてもいいのかな
と思いました。こんな事でもなければコントライブなんて、一生観に
来なかったでしょうから、安井さんに感謝ですね。

「コントを書くのは好きで、苦にならない」とおっしゃっていたので
第二弾とか、あるかもしれませんね。その時にはまた来たいなー。