こちらも観たかった1本なのですが、ちょうどハシゴで一緒に
観られそうだったので、そのままセンチュリーシネマに残って
観ることにしました。今年に入ってから平日の仕事帰りに
映画をハシゴ観するのはもう3度目(苦笑)。

バイスバイス
監督:アダム・マッケイ
出演:クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、スティーブ・カレル
【あらすじ】
1960年代半ば、酒癖の悪い青年だったチェイニーは、後に妻となる恋人リンに叱責されたことをきっかけに政界の道へと進み、型破りな下院議員ドナルド・ラムズフェルドの下で政治の裏表を学んでいく。やがて権力の虜になり、頭角を現すチェイニーは、大統領首席補佐官、国務長官を歴任し、ジョージ・W・ブッシュ政権で副大統領の座に就くが……。≪アメリカ製作≫


★第91回 アカデミー賞(R)<メイクアップ&ヘアスタイリング賞>受賞



この作品はアカデミー賞でも受賞していますけど、バイス役の
クリスチャン・ベールが完全にチェイニー元副大統領になりきって
いるっていうのが、やはり興味を持ったきっかけですね。




私でも、チェイニーやラムズフェルドという名前は知っている
割と最近活躍されていた政治家の方。
この名前は、先日観た「記者たち」という映画でも何度も出てきました。
この時期(イラク戦争)に関する映画が増えてきた、という事かしら。
それだけアメリカにとって9.11が大きかったという事でもあるし
あの頃からの流れが、今のアメリカにつながっている・・という事
なんだろうな、と改めて思わされます。

映画を観終わって、全体を通して何だか憤怒を感じました。
作者の想いかな・・とも思うけど、ディック・チェイニーの想いでも
ありそうだし、私自身が腹立たしく感じた、という事もあるのかも。

それにしても、洋画で実在の人物を扱ったものというのは
ビジュアルの再現率というのは、本当に驚くほど高いのだけど
ディック・チェイニーだけでなく、ジョージ・W・ブッシュも
ライス国務長官も、実在の方にそっくりで驚いちゃいます。

チェイニー氏の本心までは描かれていないので、そこに関しては
まだ疑問が残りますが、何を考えてそういう行動を取ったのだろうと
考えさせられます。
あと、チェイニーの奥さん。レディ・マクベスみたいな人でした。
マクベスと違うのは、罪悪感等で不眠になったりしない事・・かな(笑)。
この奥さん側から描くのも面白いかもね、なんて思ったりしましたよ。

それにしても、ストーリーテラーだった男性の正体が分かった時は
「そういうこと?」と思ったし、エンドロールの疑似餌の形が
ちゃんとストーリーに沿っていて、上手いなぁと思いましたよ。

仕事帰りだった事と、1本目が長尺で少し疲れていたらしく
途中でウトウトしてしまったのですが、出来ればもう一度ちゃんと
「記者たち」とセットで観ておきたいな、と思う1本でした。