何かと最近忙しいため、仕事帰りに映画館に行く予定が立てづらい。
だったら、お休み中に観に行かないとね!という事で、ジム帰りに
映画館まで。

シンク・オア・スイムシンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢
監督:ジル・ルルーシュ
脚本:アメッド・アミディ、ジュリアン・ランブロスキー
出演:マチュー・アマルリック、ギヨーム・カネ、ブノワ・ポールヴールド、ジャン=ユーグ・アングラード、ヴィルジニー・エフィラ、レイラ・ベクティ、マリーナ・フォイス、アルバン・イワノフ 他
【あらすじ】
2年前から患ったうつ病により会社を退職したベルトランは、引きこもりがちな毎日を送っていた。ある日、ベルトランは地元の公営プールで男子シンクロナイズドスイミングのメンバー募集の文字を目にする。家族から軽蔑され、嫌味を言われる日常をなんとか打破したいと思っていたベルトランはチーム入りを決意するが、そのメンバーはいずれも家庭や仕事、将来など、ベルトランと同じように何らかの不安を抱えるおじさんの集団だった。コーチであるシンクロ選手のデルフィーヌの指導のもとで、さまざまなトラブルに見舞われながらも彼らはトレーニングに勤しんでいた。そんな彼らが無謀にも世界選手権での金メダル獲得を目指すことになるが……。≪フランス制作≫




予告を観て、興味が出たので公開を待っていた作品です。
休日の昼間という事もあるかもしれませんが、結構混んでいて
なかなか人気のある作品なのかしら、と言う感じです。





これ、ハリウッドで作ったら、もっと底抜けに明るいと言うか
ハッピー感強めの(でもちょっと薄っぺらい)作品になってたんだろうな
なんて思ったりします。
でも、さすがフランス映画というか、ちょっと皮肉のスパイスが
隠し味で効いている、っていう趣ですね。

まあ、登場人物が揃いも揃ってダメダメの集まりなんですよね。
選手も全部人生の負け犬で、コーチの二人も心に闇を抱えていて
ベルトランの妻の姉夫婦ですら、あまり幸せとは言えない様子で
誰一人ハッピーな人が出てこないって、ある意味フランスに対して
壮大な嫌味だよね、なんて思ったり(苦笑)。
実際に、うつ病などの精神疾患の罹患だったり、老人問題や
失業率の高さ、自営業の倒産の多さ(経済不況)、マイノリティ
に対する偏見・・・と、何げにフランスの抱える社会問題も
描かれていますしね。

しかし、うつ病のダンナが居て、2年間バカンスに行っていない妹に
「2年も旅行していないの!?私なら耐えられない!」って姉が
言うんだけど、この辺りの感覚はフランス(というかヨーロッパ)
ならではですよね、とも思います。

冷静に考えますとね、それなりのトレーニングを真剣にしていたら
もう少し体型に現れてくるはずだと思うのですよ。
なのに、彼らはいつまでたってもメタボ体型のまま(笑)。
そして、いくら猛特訓したからと言って、優勝しますか?と思うし
勝手に「フランス代表」を名乗って出場したりできるの?
世界選手権なのに?とか、突っ込みどころ満載なんですよ。
でも、そういう所も含めて、愛しいというか(笑)、このメンバーなら
これぐらい胡散臭いのも丁度いいんじゃない?って思わせる
何かがある映画でございました(笑)。