チケットを取るのに結構苦労したのがこの作品。
何度か観た事がありますが、シェイクスピアの中でも割合
好きな方の戯曲なので、キャスト関係なく楽しみにしておりました。
で、豊橋なのでまたフレックスで早帰り。ごめんよ、同僚・・・。
「お気に召すまま」穂の国とよはし芸術劇場PLAT I列
18:30開演、21:10終演
【あらすじ】
何度か観た事がありますが、シェイクスピアの中でも割合
好きな方の戯曲なので、キャスト関係なく楽しみにしておりました。
で、豊橋なのでまたフレックスで早帰り。ごめんよ、同僚・・・。
「お気に召すまま」穂の国とよはし芸術劇場PLAT I列
18:30開演、21:10終演
原作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:熊林弘高
出演:満島ひかり、坂口健太郎、満島真之介、温水洋一、萩原利久、碓井将大、テイ龍進、Yuqi(UQiYO)、広岡由里子、久保酎吉、山路和弘、小林勝也、中村蒼、中嶋朋子【あらすじ】
青年オーランドー(坂口健太郎)は、ロザリンド(満島ひかり)と恋に落ちるが、公爵に目をつけられ、実の兄オリヴァー(満島真之介)に命を狙われて森に逃げる。同じくロザリンドも、おじである公爵に追放されることに。オーランドーを追って、従妹で公爵の娘シーリア(中嶋朋子)と、召使のタッチストーン(温水洋一)を伴い森に向かう。女道中では危険だからと、ロザリンドは男装して”ギャニミード”と名乗る。一方、オーランドーを追って森に入ってきたオリヴァーは、シーリアと出会ってたちまち恋に落ちる。二人は結婚することに……。
席は下手の端っこでしたが、左右の通路のすぐ後ろ、という事で
全体が観やすい席でした。
(通路も良く使った演出なので、そういう意味でもオイシイ席)
今月はシェイクスピアが多くて、これで4本目になります。
感想・・簡単に書きましたが、この作品が好きだった方は、
スルーしてください。
席は下手の端っこでしたが、左右の通路のすぐ後ろ、という事で
全体が観やすい席でした。
(通路も良く使った演出なので、そういう意味でもオイシイ席)
今月はシェイクスピアが多くて、これで4本目になります。
感想・・簡単に書きましたが、この作品が好きだった方は、
スルーしてください。
右隣の方は、1幕で帰ってしまわれました(休憩後戻ってこなかった)。
観劇を趣味にするようになって、だいたい900本弱観ているんですが
途中で帰りたい・・と思うような作品は滅多にないんですけどね、
これはその「滅多にない作品」でした。
2幕は集中力が続かなくて、やっと最後まで観た、って感じ。
以下、相当辛口です。
反論のある方もいらっしゃるかもしれませんが、私の好みだし
自分の感想を書くブログなので、あしからず。
「お気に召すまま」ってこんなに難しい作品だったっけ?
というのが一番の感想です。
既に何回か観ている作品ですけど、よく分からなかった。
(というか、とても難しく感じた)
演出は色々と工夫していたと思います。
いきなり大量の洋服が降ってくるあたりは「変装」のメタファー
なのかしらねーと思いますし、ラストのロザリンドとシーリアの
後ろから見るとおしりが丸見えの衣装も、「繕ったつもりでも
ほころびがみえてしまう」滑稽さを表しているようにも思えます。
ストップモーションを使って、2シーンを同じ舞台上で表現したり。
あと、私は「お気に召すまま」ってオーランドとロザリンドのW主演
っていうイメージだと思っていたのですが、今回は「ロザリンド」が
主役で、ロザリンドが話を引っ張っていく感じなんですね。
これは原作を読んでいないので、どちらが原作に忠実なのかは、
私ではちょっと分からないです。
ただ「分かりづらいだろうから」とマイクパフォーマンスがあって
解説をしてくれたり、一人二役をしている坂口君と山路さんが
取っ組み合うシーンで「同じ人が演じてるって分かってるかな」って
言ってくれたりするんですが・・・・
要らんわ。
そんな事を中途半端にやらなくても、ちゃんと分かる演出をしてくれと思う。
セリフにもシェイクスピアらしさがあまり感じられない。
あと、客席を使った演出が多いです。
ファンの方は堪らないでしょうね。
登場シーンだけで「キャー」って声が上がっていたので
坂口君ファンも多かったんだと思います。
私は左右の通路のすぐ後ろだったからよく見えて良かったけど
前方席の客席の人は、何をやってるのか、分からないでしょう?
あと、舞台上と客席、あるいは客席の2か所で同時に演技したり
セリフを言ったりしていては、聞き取れないし、見えないし。
(セリフが聞こえない役者さんが何名も居たしね)
確かに、役者さんが通路を通ったり、お客さんに絡んだり、
舞台上から話しかけたりすることがあって、それが盛り上がる
という事は否定はしません。生の舞台の醍醐味でもありますし。
でも「過ぎたるは及ばざるがごとし」。
話しかけられた人はいいかもしれませんが、結局何を話しているか
聞き取れない、見えないので、そういうのが続くと、醒めるわけ。
他の人は知りませんが、私は「オーランド」や「ロザリンド」
のお話を観たくて行っているのであって、「満島ひかり」が
話しているのを聞きたくて行っているのではない。
(微妙なのよね、このニュアンス。要は芝居の中の世界にドップリ浸かりたいのですよ)
たまに役者が素の状態で話して、それが笑えることがあるのも
認めますし、私も面白いと思いますけど、それは「演じている役」と
「役者そのもの」のギャップが面白いからだと思うんですね。
今回は多すぎだし、そもそも、その切り替えが上手いと思えない。
「満島ひかりがセリフを言っている」に見えてしまうのです。
ラストで満島ひかりが坂口健太郎の顔に何かしちゃうシーン
があって、「まだ地方(公演)はじまったばかりだから」って言う
一瞬アクシデントっぽい所があるんですが、東京でも同じような
事があったらしく、恐らく演出なんでしょう。
振り返ると熊林さんの「かもめ」も苦手だったんだよな。
「恐るべき親たち」や「狂人なおもて往生をとぐ」は好き
だったんだけどな。
もう私が舞台から心が離れているので、そう感じてしまうのかも
しれませんが、登場人物の描き方が、どうもダメでした。
・・・まだ言いたい事はあるけど、もう止めておく。
満島ひかりちゃんはキレイでした。
坂口君のシックスパックもすごかった。以上。
観劇を趣味にするようになって、だいたい900本弱観ているんですが
途中で帰りたい・・と思うような作品は滅多にないんですけどね、
これはその「滅多にない作品」でした。
2幕は集中力が続かなくて、やっと最後まで観た、って感じ。
以下、相当辛口です。
反論のある方もいらっしゃるかもしれませんが、私の好みだし
自分の感想を書くブログなので、あしからず。
「お気に召すまま」ってこんなに難しい作品だったっけ?
というのが一番の感想です。
既に何回か観ている作品ですけど、よく分からなかった。
(というか、とても難しく感じた)
演出は色々と工夫していたと思います。
いきなり大量の洋服が降ってくるあたりは「変装」のメタファー
なのかしらねーと思いますし、ラストのロザリンドとシーリアの
後ろから見るとおしりが丸見えの衣装も、「繕ったつもりでも
ほころびがみえてしまう」滑稽さを表しているようにも思えます。
ストップモーションを使って、2シーンを同じ舞台上で表現したり。
あと、私は「お気に召すまま」ってオーランドとロザリンドのW主演
っていうイメージだと思っていたのですが、今回は「ロザリンド」が
主役で、ロザリンドが話を引っ張っていく感じなんですね。
これは原作を読んでいないので、どちらが原作に忠実なのかは、
私ではちょっと分からないです。
ただ「分かりづらいだろうから」とマイクパフォーマンスがあって
解説をしてくれたり、一人二役をしている坂口君と山路さんが
取っ組み合うシーンで「同じ人が演じてるって分かってるかな」って
言ってくれたりするんですが・・・・
要らんわ。
そんな事を中途半端にやらなくても、ちゃんと分かる演出をしてくれと思う。
セリフにもシェイクスピアらしさがあまり感じられない。
あと、客席を使った演出が多いです。
ファンの方は堪らないでしょうね。
登場シーンだけで「キャー」って声が上がっていたので
坂口君ファンも多かったんだと思います。
私は左右の通路のすぐ後ろだったからよく見えて良かったけど
前方席の客席の人は、何をやってるのか、分からないでしょう?
あと、舞台上と客席、あるいは客席の2か所で同時に演技したり
セリフを言ったりしていては、聞き取れないし、見えないし。
(セリフが聞こえない役者さんが何名も居たしね)
確かに、役者さんが通路を通ったり、お客さんに絡んだり、
舞台上から話しかけたりすることがあって、それが盛り上がる
という事は否定はしません。生の舞台の醍醐味でもありますし。
でも「過ぎたるは及ばざるがごとし」。
話しかけられた人はいいかもしれませんが、結局何を話しているか
聞き取れない、見えないので、そういうのが続くと、醒めるわけ。
他の人は知りませんが、私は「オーランド」や「ロザリンド」
のお話を観たくて行っているのであって、「満島ひかり」が
話しているのを聞きたくて行っているのではない。
(微妙なのよね、このニュアンス。要は芝居の中の世界にドップリ浸かりたいのですよ)
たまに役者が素の状態で話して、それが笑えることがあるのも
認めますし、私も面白いと思いますけど、それは「演じている役」と
「役者そのもの」のギャップが面白いからだと思うんですね。
今回は多すぎだし、そもそも、その切り替えが上手いと思えない。
「満島ひかりがセリフを言っている」に見えてしまうのです。
ラストで満島ひかりが坂口健太郎の顔に何かしちゃうシーン
があって、「まだ地方(公演)はじまったばかりだから」って言う
一瞬アクシデントっぽい所があるんですが、東京でも同じような
事があったらしく、恐らく演出なんでしょう。
振り返ると熊林さんの「かもめ」も苦手だったんだよな。
「恐るべき親たち」や「狂人なおもて往生をとぐ」は好き
だったんだけどな。
もう私が舞台から心が離れているので、そう感じてしまうのかも
しれませんが、登場人物の描き方が、どうもダメでした。
・・・まだ言いたい事はあるけど、もう止めておく。
満島ひかりちゃんはキレイでした。
坂口君のシックスパックもすごかった。以上。
僕は来月の関西公演を観劇予定ですがある意味楽しみになりました。
みんみんさんの感想はなるほどとかうんうんてなることが多いので
でも自分なりの視点でみなきゃですよね
リセット!リセット!
みんみん
がしました