割とDVDやブルーレイなどは買う方です、私。
特に新感線は相当数持っております。イキウメもね。
(それぞれ買う理由は全く違うのですけども)
でも・・さすがにこれは悩んだよ。だって、ごまんえんだから!
5万円もあれば、小劇場の舞台が10本は観れるんだから!
それに、WOWOWで一通り映像は確保できていましたからね。
(それに全作欲しいという訳でもなかったし)
悩みに悩んで、「受注生産」で後から買えない、という所が決め手になって
ポチってしまっておりました。

髑髏ボックス
『髑髏城の七人』花鳥風月極 Blu-ray BOX

届いたよ。特典合わせて7枚組でした(笑)。
ちゃんと収納するとその背の部分が
「浮世の義理も、昔の縁も、三途の川に捨之介」
という決め台詞が書かれているのが分かります。
これ、BOXに片付ける順番が気になりますね(笑)。








時間もないし、まだ「修羅天魔」しか観ていない状態ですが
(ていうか、全部観れるのか?私・・)
思ったよりも満足感高かったです(笑)。

これをポチったもう一つの理由が「WOWOWとは違う編集」だから。
これ、恐らく劇場で上映しているゲキシネと同じなんだろうな、と
思いますが(なので今回はゲキシネには行っていない)、実際に
WOWOW版とはかなり違うと思います。

これは、今回に限った事ではないですけど、「ゲキシネ」は単なる
舞台中継ではなく、別のコンテンツとして考えられているんですよね。
なので、例えば回想シーンが差しこまれていたり、昔のシーンでは
全体の色が変えてあって分かりやすくなっていたり、スローモーションが
使われていたり、適宜画像が加工されていたりします。
(そんなにあざとい使い方ではなく、手裏剣がキラっと光る時の
反射する光が加工して追加されていたり、煙が追加されていたりとかね)
こういう加工についての是非というか、好みはあると思いますけど
改めてお金を取る、という意味では別のコンテンツとして成り立っていて
アリだと思います。(逆にただの舞台中継だったら「高いわっ」っ
という印象しか残らないと思いますのでね)

後は何よりも映像編集のセンスがいいよね、新感線は。
すごく大胆なアングルもあるし、カット割りもいいんですよね。
作品をよく分かっている人が編集しているから、「ああ、ここでこの人の
表情をみせますか!」と言うカットが選ばれているのもいい。
比べちゃいけませんが、某社のミュージカルDVDなんかは、もっと
お値段高いのに、アングルもカット割りも優等生すぎて、印象に残らない
ものが多いですから。(DVDだから画像が荒くてそれ以前の話とも言う。)
画像の色調もコントラストが強してある気がしますし、場面によっては
音声にエコー処理もしてありますよね。

それにしてもラストの天魔王にキスされた時の極楽の表情、いいねぇ。
WOWOWではあそこまでアップで観れなかったからな。
ラストの走馬灯のシーンも、背景はセピア色で天海さんだけは普通の色って
手の込んだ加工されてますよね。

単純に舞台中継を楽しむならWOWOW版の方がいいかも?と思うけど
新感線を楽しむには、このブルーレイの方がいいかもね。
これだけ違うコンテンツなら、買ってよかったなと思います。
一度観た舞台をリピ観したような感じ、かな。
さあ、どこかでゆっくり特典映像を観ないとな〜。